ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

見た目を充実させよう!と思った話。

四捨五入して四十代。

結婚してかなりの年数が経過して恥じらいはどこかに消え失せた。

 

夫の目の前で着替え…はさすがにしないけど、背後でこっそり着替える程度には精神が図太くなった。

 

家では家事や畑仕事でゴソゴソすることが多くて服装もアクティブな作業服がメインで、こまめに外に出るもんだから面倒くさくて日焼け止めも塗ったり塗らなかったり。

 

基本ノーメイクが当たり前で過ごしてて夫も特に何か言うわけじゃない。

ムダ毛の処理もまあまあいい加減になっていて、限界を感じるほどに生い茂ったら処理をするという体たらくとなっていた。

 

もともと体毛が濃い方なので、すねに毛が生い茂った際には我ながら「男?」と思っていた。

ちょっと毛深い程度の男性ならば互角に戦えるであろう生い茂り具合。

それなのに、風呂に入る際に剃刀を忘れたりして処理を怠ったりしていた。もちろん顔もそんな具合で荒れ果てたら時々整えるけど普段はほぼ生え放題の荒れ放題。

 

そんな日々をずーっと過ごしてきてこの齢。

 

畑仕事から帰ってきて何となく鏡を見てみると、顔が油でテッカテカ・髪の毛は白髪がまばらの毛先は竹ぼうきの様にボサボサ・頬にはシミが少し目立ってきているオバサンが写っていた。

 

結構ビックリしたので全身が写る鏡の前に移動してみたら、ファッションセンス壊滅的な田舎の少年みたいな衣装を身にまとったオバサンが写っていた。

 

「うおおおぉぉぉぉぉマジかよコレ私?????」

 

正直言って「自分はまだ若い」という甘えがあった。

確かにシワやシミとかが多少目立ってはきている自覚はあったものの、二十代の頃とそこまで姿形に大きな変化は無かったので、良い化粧品を入手しても塗ったり塗らなかったりしていた。

 

ついでに世間では「ありのままで良い」みたいな歌が流行って心のどこかでは「スッピンがいちばん」という刷り込みがあって「自分はボーイッシュ」「これも自分らしさだ」と思っていた。

 

近所の人は自分たちよりはるかに年上なのでこちらが何をしようとニコニコ見守ってくれるし夫は私に対して時折「俺より男みたいなスネだね」と言うくらいで他には何も突っ込んでこない。

 

誰にも何も言われない。

 

自分はまだ若い(はず)。

 

体格だけは良いので何を着ても似合う(はず)。

 

 

そんな甘えや勘違いが「少年みたいな恰好のオバサン」を作り上げていた。

そんな「井の中の蛙」みたいな自分に気が付いたショックはうまく言葉にはできないけれど、何かが自分の中で木っ端みじんに打ち砕かれた感じがした。

 

そういえば、私は自分で自分の事を「ボーイッシュだ」と思っていたけれど、美容院に行ってお任せすると女性的な髪型にされ、ショートカットにしたいと提案しても却下されていた。

 

もしかしたらボーイッシュは似合ってないのかもしれない。

毎日を共に過ごしている自分自身の「似合う」「似合わない」を私は知らないのかもしれない。

当たり前なのかもしれないけれど、もういい加減お肌のメンテナンスも本腰いれてやらなきゃマズいのかもしれない。

幼少期から男物のおさがり服を着せられて「似合う」「可愛い」と育てられたけれど、それは親がおさがりを着せたかったら言ってただけで本当は男物の服はあまり似合っていないのかもしれない。

 

 

私はこんな年齢になっていてもまだ、私自身をよく分かっていないのかもしれない。

 

 

 

イ〇スタなどで、自分の顔の原型が無いくらいフィルターかけまくって加工美人になっている人をみて「すごいなあ」と思いつつも「そこまでしなくても素のままが一番良いのに」とどこか蔑む気持ちも正直あったのだが、むしろ自分を一生懸命研究して自分の好みを知ったりその人なりの美を追及したりしながら「自分という存在を活かそうとしている」インス〇美人の方が見た目はもちろん他の面でも美しいのかもしれない。

 

つーか私、よく考えたらヤバイんだけど。

 

夫に「妊活に協力してくれない」とか不満抱いてるくせに、全身の毛生え放題で白髪も伸び放題だったんだけど。

 

そりゃあそんな状態のノーメイクオバサンが「今晩ど~う?」っていいながら髭の生えた口元を近づけてきたら…?ニコッて笑った前歯に着色汚れがあったら?

 

もう「拒否」しか出てこないわな。

 

しかも直接私に「拒否」って言おうものなら即喧嘩になるだろうから、やんわりとスマホやYouTubeの世界に逃げ込んで。私につかまらないように忙しく過ごして時間つぶすしかないわな。

「昔はこんなのじゃなかったのになあ…。」なんて思っているかもしれない。

 

はあああヤバイ。我ながらヤバイ。夫に申し訳ない。

人は見た目が九割とかなんとか言ってた時代あったし私自身も時折「綺麗な人間でいられるように自分メンテナンス頑張ろう」と思うことはあったのに結局習慣づかなくて途中で面倒くさくなってサボっちゃってた。

 

もうちょっと真面目に自分のお手入れするから何もしなくても可愛く居られた年齢まで巻き戻してくれないかな神様。

 

まあもう過ぎた日々はしょうがないし適当に過ごしてたのは自分が悪いし。

今後の日々を工夫して過ごして挽回するしかないよねえ。

 

とりあえず、簡単にできることから変えて行かなきゃ。

自分で言ったのに忘れないように「見た目を充実させるためやること」をメモ。

 

①鏡をこまめに見て今の自分の状態を把握する。

②ずっと着ていない「とっておき服」を普段着にする。

③自分が好きな容姿や服装の人を見つけてマネする。

④後ろ一つ結び以外の髪型を研究してできるようになる。(簡単なやつ)

⑤ボロボロ・ヨレヨレな服は処分して新調する。

⑥歯医者に行って歯のメンテナンスしてもらう。

⑦肌や毛には常に気を配る。フサフサさせない。

⑧完全スッピンでウロウロしない。(せめて顔のテカリと眉くらいはなんとかする)

 

 

これでちょっとは今の自分より良くなるかなぁ。

さすがに今のままだと周りからの視線がどうのこうの以前に自分のテンションが微塵も上がらないし。ラクではあるんだけどね。

 

「自分がまさかこんな少年オバサンになるなんて…!」とショックを受けたどん底の今から少しでも這い上がっていこうと思います。