ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

ハラスメントハラスメント言うのもハラスメントにならないのかな。

ニュースで「文章に使う 、 や 。 が怖い」という内容を特集していた。

若い世代の人たちは句読点が怖いらしく、どうやら「マルハラ」というらしい。

 

句読点が怖い。それは何となく理解できるし、私も誰かに文字を打って連絡をする時には句読点よりも絵文字などを使って柔らかな印象になるように文章を綴って送信してきた。

 

しかし、この特集を見ていると「絵文字を多用するのはおじさん」「赤いビックリマークやクエスチョンマークはなんたら…」「〇〇を使えば△△」とフリップにたくさん書き出されていて何をやってもだいたいアウトな状態。

 

 

「…じゃあ何を使ったら若い世代に違和感を抱かせずに意思疎通がとれるの?」

 

 

もちろんこんなことばかり言う若い人ばかりではないのも理解しているし昭和世代に適応してくれる若い人もいるだろう。テレビが面白おかしく極端に特集しているかもという可能性はある。しかしこんなにあれもこれもアウトみたいに言われると、正直「文章1つでめんどくせえな、なんでなにもかも若い世代に合わせにゃならんのよ」と思ってしまった。

 

内容が相手にきちんと伝わるように・無駄に威圧感や不快感を与えたりしないようにと当たり前のことを気をつけながら書き綴った文章なら絵文字を何個使っていようがビックリマークが使ってあろうがなんでも良いではないか。それでああだこうだいいたくなるのは単純に相手が苦手とか嫌いとか良い関係性ができてないだけじゃないのか。

 

昔から続いてる嫌な事や無駄な事・お金がかかるだけの事、何となくやってることなんてどんどんなくしたり改善したりしたらいいと思う。

私が新卒で入社した会社の上司なんて女性のお尻に軽くタッチしながら挨拶してくる人がいて、今なら間違いなくセクハラなのにあの当時は皆「アレがあの人の挨拶なんだから我慢しなさい」というのが社内の常識になっていて誰も声を上げなかった。私も一応ニコニコしながら挨拶してたんだけど心の中では「ヒトのケツ触んなや!きしょくわるいな!」ってイライラしてた。ああいう「明らかにセクハラな行為」や怒鳴ったり威圧したりのパワハラなんかはどんどんみんなで大騒ぎして無くなっていけばいいと思う。

 

しかし「若い人は〇〇やってます!」「コレをやってしまったらハラスメントおじさん!残念若い子に嫌われます!」みたいな「謎ハラスメント」にいちいち怯えて合わせて行かなきゃいけないんだろうか。

 

普通に生きているだけでも考えることややることがいっぱいあるのに、更に若い人に必要以上に取り入っていくようなことまでしなきゃいけないんだろうか。

 

新しい世代の新しい常識に合わせるのが当たり前というのも、世代間のパワハラにならないんだろうか。

 

そしてなんでもかんでも新しい「ハラスメント」が出来て、どんどん「あ、それハラスメントですよ」「ソレ、〇〇ハラですよ」ってなっていったら暮らしにくくならないだろうか。

 

一時「プレミアム」がすごいと流行った時期があった。

今は何でもかんでもちょっとしたおやつにまで「プレミアム」の称号がついておりスーパーを一周すれば物凄い量のプレミアムに会える。本当にプレミアムなら何故どこのスーパーにも商品が陳列されているのか。なぜ大量生産できるのか。そして実際は何がどこまでプレミアムなのか。味なのか・材料なのか・それとも他の要素がプレミアムなのか、よくわからない「プレミアム」が大量に並び、プレミアムの価値は明らかに暴落している。

 

そんな「なんでもかんでもプレミアム」みたいに「なんでもかんでもハラスメント」にしたらハラスメントの重みが軽くなってしまわないだろうか。たとえばとても深刻な事態に陥って「ハラスメントですよ!」と怒っても、ハラスメントの重みが軽くなってしまえば「ハラスメント?大したことないじゃん?」なんて軽く受け流されてしまいかねない。

 

あれも「ハラスメント」これも「ハラスメント」といろんなハラスメントを作っては面白おかしく世の中をややこしくするテレビは「ハラスメントでみんなを脅かすハラスメント罪」だし、ハラスメントとは本当に困って苦しんでいる人の心の重さを代弁してくれる重みのあることばであってほしいと思う私なのでした。