ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

私が選挙について思う事からの自分語り。

選挙。

 

私にとっては なんか良く分からないけどまあ何となく投票だけはしとくか みたいなものです。

 

とはいえこれでも選挙への取り組みに関して私の中ではマシになった方で、実家にいたころには祖父母や両親の言いなりになって何も考えずに投票していました。

 

アラフォーの今でも詳しい事は良く分からないけれど、私なりに選挙について思う事や考え方についてまとめていきたいと思います。

 

 

選挙について思う事その①:みんな、どこの誰???

選挙だーってなったあたりから急に湧いてくる立候補者。もうすでに有名で名前を聞いたことがある人やその子孫の方なら「あーなんか聞いたことあるな」ってなるし、街頭演説とかやってて見たことある人だったら「あーみたことあるな」ってなる。ポスターはキメ顔で撮影してる率が高いから実際に本人見てもあんまりピンとこないけど何となく名前だけは刷り込まれる。だけど正直言うとマジ「誰?」状態。

だって知り合いでも無いしどんな人かも知らないし、選挙の時だけワーッて湧いてきて選挙期間が終わったら見かけることすらない。普段どこで何やってるの?どんな人なの?こちらから情報を取りに行くことも全然ないからまったく分からない。

 

 

選挙について思う事その②:家族や会社からの圧がすげえ。

我が家は祖父母が「〇〇さん(立候補者)にはお世話になっているから投票しろ」とかめちゃめちゃ言ってきてた。「困った時には〇〇さんが助けてくれるから」とか。

だから私の両親とかも言いなりになってなにも考えずに投票してた。「そんなにお世話になってるんなら!」っつってもう言いなりよ。

 

だけどね、お世話になっているっていう割には挨拶に行ったり来たりしてんの一切見たこと無いし、近隣トラブルが起こった時に祖母が「いざとなったらうちには〇〇さんがついてるから」みたいなこと言ってたけど結局一切助けてくれることは無かった。

なんなの?「うちのバックには怖い人が付いてるぞ」みたいなやつ。虎の威を借る狐みたいなやつ。勝手に威を借りられて虎もビックリしてそうだけど大丈夫なの?ていうか「嘘コネクション」マジでだせぇからやめてほしいんだけど?

 

んで、会社は会社で「取引先が〇〇さん応援しているからお前も〇〇さんを応援しろ」みたいなこと言い出して、ほぼ強制的に「応援してる人が書く名簿」に名前書かされる。全然応援してない候補者を強制的に応援させられる。これってパワハラじゃねえの?それとも田舎企業しかこういうことやってないの?ていうか候補者の人も応援してない人間が応援してるふりしてくるの嫌じゃないの?数さえ集まればいいの?

有名な候補者やその子孫が選挙に通ってしまうのは、この謎の圧力かかった組織票のせいじゃね?あんだけ色々〇〇ハラって言う割にはこの圧力は問題にならないのね。

 

周りにも「家族が言う人に投票した」とか「会社に言われたからしょうがない」って人多かった。選挙=誰かが指示してきた人に仕方なく投票しに行く行事 みたいな。そりゃ投票しに行かなくなるのもしかたないよ。なんかめんどくせえもん。

 

そういや名簿に名前書いたらさ。次の選挙の時にダイレクトメールとか届く。いらん。マジでいらん。即廃棄。ていうかエコとかええの?紙めっちゃ配ってくるやん。自己紹介状みたいなやつに名刺。たまに2回目・3回目と同じのが手に入る。だからいらんて。まじでエコエコ言いながらめちゃめちゃダイレクトメール送ってくれてカタログもガンガンつけてくるフェリシ〇くらい意味が分からないんだけど世の中大丈夫?

 

 

 

選挙について思う事その③:そのスローガン、どうやって実現するの?

選挙の時期になると新聞に立候補者の人が「私はコレを実現します」みたいなスローガンを書いてる。

大きな党の人のを読んでると、マジで耳障りの良い目標ばっかりで具体的にどうすんのか一切書かれてない。こんなの会社とかで提出した日には「おめえコレどうやって実現する気じゃあ!!」「もっと具体的に何をどうすんのか書けボケェ」っって即フルボッコにされそうな感じなのにそれでよく新聞に載せたな???

逆にどこにも所属してない人なんかは目標を掲げて、その下とかに小さい字で補足をしっかり書いてたりする。そうそう、そういう具体性が欲しいんだよこっちはね。

フワーッと小綺麗な夢を追っかける人と〇〇と〇〇をこのようにして夢を追います!って具体的に夢を追っかける人なら具体的な人を応援するでしょ。たとえ実現が不可能だとしても。

 

 

選挙について思う事その④:パパはおうちにいますか?

いや、マジでコレ。デカい党の人普通に言ってくる率が高い。

「家主の方はお家にいらっしゃいますか?」って。玄関に現れたと思ったら出合い頭に。それも子供に見える訳が無い巨体アラフォーの私に。嘘だろ???ってなる。こっちも大人なんで普通に爽やか対応するけど。

 

送り付けてくるハガキにも家主の名前しか書いてないし、表に家主が居た日には嬉しそうに挨拶を交わしてる。マジ家主しか見えてねえ…私たちは透明人間?おかしいな。ついさっきまで人間として生活してたはずなんだけどな?まあ分かりやすくて助かるよ、お前に私の一票は入れぬ。…だけどこんな人たちが選挙に通っちゃうんだよ。みんな、有名な議員の名前とか党とかに騙されずに本人のやってること見ようぜ。挨拶して一言かわすだけでもなんとなーくだけど人柄が見える。まあマジで一生懸命頑張ってるデカい党の人もいるだろうし全員じゃないけど。「あなたは眼中にないんですよねー」って雰囲気とかなんかしっくりこない感じとかあったら誰が投票しろと圧力をかけてきても投票したらダメ。

ちなみに身軽に動ける立候補者の人は送ってくるハガキに家族みんなのなまえがあったりして皆に対して訴えかけてくる感じがある。だから私は一生懸命頑張る人を応援する。

 

 

そんな感じで私なりに思う事書いてみた。ほぼ愚痴みたいなものに近い。テヘヘ。

 

選挙って投票所に行くのからして面倒くささしかないんだけど、でも自分の意志を通す練習になるから。なにも考えずに祖父母や両親の言うとおりにしか動けなかった自分が初めて彼らの言うことに反抗したのが実は選挙。

その時も祖母から「〇〇さんにはお世話になってるからアンタも〇〇さんに投票して!わかったね!?」って強く言われて。最初は言う事聞いておこうか…と思ったんだけど、ずっと・ずーっと「お前はいい子で聞き分けがあるからこちらの言う事を理解して言う事をきいてくれるよな???」という圧が凄い中生きてきて、もうオバサンと言われてもおかしくないくらいのいい大人になる年齢なのに聞き分けの良い子を演じ続けてる自分に違和感を感じてて。

 

祖母の「〇〇さんに投票しなさい!」に対してニコニコしながら「うん、わかったー」って返事はしたものの一瞬ムカッとした自分がいて。

 

「あれっ、今わたしムカついた???なんで???」みたいな。

 

そんでじっくり考えた。私っていい歳なのに自分の意思もほぼ無くて「相手の言う事聞いとけばいっかー」「自分で考えなくてもいいから楽だしー」「コレも親孝行・祖父母孝行ー」「嫌な事も私が我慢しとけば丸く収まるー」みたいな仮面をかぶってはいるけど実際は「なんでそんなことまでいちいち指示されなきゃいけない?」「なんで私の好きなようにやらせてくれない?」って気持ちも奥底にあるなあってことに気が付いて。

 

ドッキドキしながらも平静を装って投票行って、祖母の言った人じゃない人に投票したよね。

 

もちろん祖母の「〇〇さんに投票してくれたよね!?」にはできる限りの笑顔で「うん!」って答えたけど。もう内心はバクバクしてた。

「祖母の言った人に投票してないのバレたらどうしよう!!?」って気が気じゃなかった。嘘ついた自分に罪悪感も感じたし家族に申し訳ない気持ちが凄かった。

 

だけど、私が誰に投票したかなんて最後までバレることなんかなかった。

結局祖父母が応援してた人が選挙には通っていたけど。

 

そこで私は「嘘をつく=悪い事・罰せられる事」じゃなくて「嘘をつく=自分を守る」っていう場合もあるんだなってことを学んだし、もう大人なのに他人の指示通り生きる人生って変だしつまらないなって思った。私は誰がなんと言ったって誰にに投票したって自由だし親や祖父母の目を気にしないでどこに行ったって良かったんだ。両親祖父母の言う正解と私の正解ってきっと違う。

 

私は「育ててもらった恩を返さなきゃ」と思って自分の意志より両親祖父母の言う事を優先して、彼らが言うとおりに生きて高校も就職先も結婚式でさえも言うとおりにした。だけどそれをずっと続けたところで産み育ててくれた恩って返せるものなの?

 

そもそも恩って返さなきゃいけないものなの?

 

酔っぱらった父親が「今お前や兄弟が元気に生きていられるのは儂が一生懸命働いたおかげだからな!」と毎晩のようにすり込んできてたから、それに引っ張られてしまっていたのかもしれない。「恩を返さなきゃ!」と。

 

ていうか父も母も自分の両親に対して恩を返している様子はないし、私の兄弟も親に恩を返すどころかトラブルを持ち込みまくって好きにやっている。

自分の本音をギリギリ締め上げて「恩を返さなきゃ」「いい子でいなきゃ」「皆を助けなきゃ」と苦しんでいるのは自分だけ。

兄弟にお金がかかるからお前はお金がかからないようにしてくれと言われ続けたからご飯を食べないようにしていたらだんだんご飯が欲しくなくなって、あっという間に5キロ体重が落ちてそれでもご飯が食べられなくて、それどころか食べたら吐くようになってしまうまで勝手に追い込まれて行ったのは私だけ。

 

皆のことは私が守るよ。

だけど、私の事は…だれが守ってくれるの???

 

手がかからない子を演じ過ぎて、いつの間にかだれも私を心配しなくなってた。

「この子は手がかからないから助かる」というのは幼少期からめちゃくちゃ言われまくったけど、それを続けてしまうと「この子は放っておいて大丈夫」になりそのうち誰も気にしなくなってしまう。関わってくるのは皆が私に用事を頼みたいときか愚痴を聞かせたい時くらい。

 

ああ、私は透明人間みたいなもんになってしまったな…なんてちょっとかなしくなったけれど、よく考えたら逆に好都合で。どんどん透明になって好き勝手してやろうと思った。

あれだけ他人の為に動いて相手を守る気持ちがあったんだから、それを全部自分と自分が本当に守りたいものに向けよう。だって祖父母も両親もわたしよりずっと大人で仮に私が居なくなったって自分たちで普通に毎日を暮らしていけるんだから。私が守ろうと・助けようとしなくたっていい。他人に向けてた目や力を全部自分の為に使う。

 

 

そう決めたら気分は最強。

選挙なんかもう、最初あれだけバクバクしたのが嘘みたいに年を重ねるごとに好き勝手投票するようになった。最初は誰にどう投票していいもんなのか分からなかったから面白そうな名前とか党に投票してて。そしたらだんだん「誰が実際なんなのか」とか気になり始めてそこで初めて新聞の選挙関連情報というものに目を通すようになった。

 

「新聞の選挙情報なんて面倒くさくて良く分からないだろうなー」と思っていたけど予想外に読めたし知らない情報もたくさん手に入ってそこで初めて新聞も良いもんなんだなと知った。

 

 

そして色々あって今に至るけど、若いころの自分より今の自分の方が好きと言える人生を送れるようになってて、選挙も相変わらず詳しい事は良く分からないけど自分なりに投票だけは行ってる。

 

投票なんて行かないよという人に「投票に行こうぜ」なんて訴えたいわけじゃない。

私は、もし自分と同じように何も考えずに周りの圧に流されて「応援する気がない候補者に投票」させられている人に「もしかして大切なあなたの人生、誰かの言いなりで送ってないかい?」「納得してるなら全然大丈夫だけど、どこかにモヤモヤを抱えてるなら何かしら行動してみないかい?」って囁きたいだけ。

 

だって「何となく」とか「仕方ない」にまみれた人生から目が覚めるのは一日でも早い方がいいから。