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リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

炊事手袋でブチ切れた日 ー 短気は損気だなと思った話 ー

寒い季節はやたらと手荒れする私。

大して過酷な家事をしているわけでも無いのに、気が付いたら手が赤くなる。

 

そして赤くなった部分がかゆくなり、かきむしったり日常生活でぶつけたりしているとそのままただれ始めて最終的に手がぼろぼろになる。

 

さすがに、冬になるたびに手がボロボロなのはよろしくないよなあ…と思って。

食器洗いの時には炊事手袋を装備してみることにした。

 

なるべく素手と同じような感覚で洗えて、気兼ねなく買い替えられる機能性・価格帯のものを選択し購入して装備し食器を洗う。

 

炊事手袋の使用感としては、やっぱり素手に比べると泡が洗い流しきれているかわかりづらかったり食器が掴みづらかったりする。さすがに素手と同等とまではいかない。

 

食器を洗っていると手袋の手首の部分がだんだんと下がってきて、いつのまにかショートタイプの手袋みたいに縮んでいたりするからそのたびに手首の部分を引っ張って伸ばすんだけどそれもまた面倒くさい。

 

あと、ちょっと暖かくなってきたりすると手袋の中が汗で蒸れやすくなって着脱しづらくなったり臭くなってきたりもするので私は時折洗濯機に放り込んで洗濯している。

(裏表ひっくり返しながら干したりしている。)

 

まあ、着脱しやすさとかはもうちょっと高いグレードの炊事手袋を試してみれば解決するかもしれないけど。

 

…こんな感じで使っている炊事手袋。

ある日排水溝を掃除するのに使ってしまったので、除菌漂白して洗濯機にかけた。

 

するとどうしたことか。

その日からその炊事手袋は驚くほどにツルツルと滑り、食器をつかむのにも一苦労。

泡なんてつけようもんならツルツルツルツル滑りに滑ってもう食器洗いどころじゃない。

 

漂白してしまったのが悪かったのか。

洗濯機に放り込みすぎてしまったのか。

排水溝掃除に使った洗剤が悪かったのか。

 

原因は分からない。食器もうまくつかめない。イライラしながら食器を洗っていると無印で買ったカップを落としそうになって私はキレた。

 

「無印のカップ割ったらまた無印まではるばる行かなきゃいけねーじゃねーか!!せっかく食器そろえたのにふざけんなこのゴミ手袋!!!!」

 

もうスパアアアアアン!!!!って音がするくらい勢いよくゴミ箱に手袋を投げ捨てた。SDGsとか叫ばれているこの時代に、買って1か月も経たない手袋を放り捨てている自分はなんて悪い人間なんだろうという罪悪感はあったけれどそれよりも怒りが勝ってしまった。

 

日常でいつも簡単にやっていることが急にうまくできなくなるとこんなにもイライラして腹が立つものなのか。

 

炊事手袋がちょっとキライになった私。今後は装備するのやめようか。

しかし炊事手袋を装備するようになってからというもの、確かに手荒れはだいぶんマシになった。

 

しかたない。新しい炊事手袋を装備しよう。

 

というわけで新しい炊事手袋のパッケージをオープン。そして装備。

 

すると、なんということでしょう。先ほどまでツルツル滑っていたのが嘘のように食器をガッチリつかめる炊事手袋。信じられない。

 

先ほどの件は一体何だったのかというくらい快適に食器洗いを終えた私。

とりあえず今後炊事手袋の殺菌漂白はしないでおこうと心に決め、台所を後にした。

 

 

そうして平穏な食器洗いをこなす日々。

 

しばらくすると手袋の中から漂う香りが気になり始めたので洗濯機へ投入。

しっかりと外干しで乾燥させて、いざ夜の炊事で使用するとまたツルツル手が滑って食器が掴めない事態が再び発生。

 

「また!!?今回は漂白とかしてないのに何で!!?洗濯がダメだった!!?」

 

そういえば炊事手袋の注意書きなんて一切読んでない。

読んでないのに開封した時に即捨てた。だから何もわからない。

 

ネットで調べればいいんだけど、めんどくさい。

 

「…はあー。また同じことになったかー。もう面倒くさいし捨てるかー。」

 

ゴミ箱の前に立ち、手袋を脱ぎ捨てる。今後は素手で食器をあらっていくことにしよう。手荒れなんてもう知らねえ。春になれば自動的に治っていくし、こうなったらとことん、荒れるとこまで荒れ尽くしてやるわ。

 

半ば自暴自棄になり、そんなことを思いながら外した手袋にふと目をやると、外にあるはずの模様が内側にあった。

 

「…???あれ?これもしかして…裏と表が逆になってる???」

 

裏と表をひっくり返すと模様がきちんと外に出た。

試しに手に装備して食器をつかんでみたら普通につかめた。

 

どうやら手袋の裏と表が逆になっており「手に装備しやすくするための加工」を表側にして食器を洗ってしまったため食器が掴みづらくなっていただけらしい。

 

「えええええええええええええーーーーー!!!?」

 

とてつもなく驚いた。

こんなに驚いたことは、ここ最近でもほとんどない気がする。

 

だって多分、前回の時点でキレずに落ち着いて手袋をよく見れば気が付いたであろう初歩的な内容。最初の手袋多分捨てずに済んでいたはず。

 

まさかこの年になってまで、炊事手袋の裏表に気が付かず・食器が掴めないとブチ切れて炊事手袋を放り捨てるだなんて…誰にも言えねぇよこんなの…。

 

「短気は損気」ってホントだわ。

そんなの分かっていたつもりだったけど、私まだまだ全然分かって無かったみたい。

 

これからは、イライラに任せてキレる前にいったん自分に落ち度が無いか確認する余裕を持ちたいと思います。