ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

誕生日月に届く企業からのお祝いダイレクトメールに気を遣うのをやめた。

封筒に「お誕生日おめでとうございます」と記載されたダイレクトメール。

誕生日月の大体1か月前くらいから届いてる人、多いんじゃないでしょうか。

 

例にもれず私も、昔使っていた通信販売の会社なんかから届いたりしてます。

 

開封してみたらエステなんかのクーポン券みたいなやつとか、服の割引&グッズもつけちゃうぞキャンペーン番号なんか乗ってるチラシとか入っていたりね。

 

そもそもなんだけど、誕生日祝われるのって悪い気しないじゃないですか。

んで、私なんて友達も少ないもんだから。

 

顔も知らないような相手が送ってくれたダイレクトメールに書かれた「誕生日おめでとう」にうっかり嬉しくなっちゃったりするわけです。

 

んで、毎年のようにダイレクトメールで広告されてる服やら日用品を「ぶっちゃけあんまりいらないけど、せっかく誕生日祝ってくれてしかもお得になるようなクーポンとかまでくれてるわけだから何か買わないと申し訳ない」なんて思いながら一生懸命「特に欲しくないけどまあこの広告に載っている物の中だったら一番欲しい物」を探すわけです。

 

そんで、人間ったら不思議な物で「特にいらないけど広告のここに乗っているコレなら…まあ使わないこともないかなあ」なんてものを見つけて、それを何回も「コレを買おうか買うまいか」って写真見ながら悩んでいるうちにいつの間にか愛着がわいてきて。

なんだか「コレは必要な物である!」みたいになってくるんですよ。

不思議と夜のカタログ・ネットショッピングに多いんですけど。

 

んで結局それを買っちゃうんです。正直、今必要としてないのに。

さらに、いざその商品が家に到着したところでなんかもう興味無くなってて開封した後は使うことなくタンスの肥やしになる確率が今のところほぼ100%なんです。

 

毎年毎年この行為を体験してきて今年もうっかり引っかかりかけたんですけど、よく考えたら「うちのこの商品を買ってくれたらお祝いしてあげるよ!」ってことで。

商品を買わなきゃ祝ってもらえないんですよね。そりゃあそうだ。相手は会社なんだから。慈善事業じゃないんだから。

 

あと「せっかく誕生日祝ってくれてるんだから、何か買わないと申し訳ない」っていう気持ちもかなりあったんですけど…そういえばだれに対して申し訳ないんだろう。

この会社に対して?ダイレクトメールを送ってくれた人に対して?顔も分かんないしせいぜい会社名と会社がある県名くらいしか分かんないのに。

わかんない。わかんないけど湧いてくる。何となく申し訳ない気持ち。

 

もうさすがにいい歳ですから。お姉さんですから。

そういう意味不明な気の使い方やめようって。

 

誕生日なんて自分が「あー、今年も無事に1歳年を重ねられた。ありがたい。」ってちょっとほっこりしながらコンビニのケーキでも食べとけばいいんだから。

 

コロナ禍でだいぶ世の中が変わったとはいえ、なんかこう「誕生日は誰かに祝ってもらわなきゃいけない」みたいな風潮ありますもんね。ボッチな誕生日やクリスマスはさみしいみたいな。

 

だから自分は家族くらいしか祝ってくれる人が居ないからさみしい。企業だとしても他人が祝ってくれるの嬉しいみたいな気がしてました。

だけどまた1歳年をとって。言い方悪いけどオバサンになっていくなあ嫌だなあ年は取りたくないなあって。子供もいないまま年だけ取って卵子やらなんやら老化して体もガタがきてきっともう子供は無理だろうななんて。誕生日なのにどんどん暗い気持ちになってました。

 

だけど、企業からのダイレクトメールに良く分からん気を遣ってほしくもない物を探して・また一つ年を重ねたことに老化を感じて・子孫が繁栄しないことや思い通りに行かない現状を年齢のせいにしてどんどんネガティブになって…っていうのを、これから毎年誕生日がくるたびに一生繰り返していくのかと思ったらもうなんか悲しくなってしまいました。

 

…だめだ。このままじゃダメだ。

とりあえずまずは、このダイレクトメールに対する訳の分からない気遣いをやめよう!と思って。

 

今年はダイレクトメールに乗っている「欲しくないけどいざ買ったら使わないことも無いだろうな」系の服や日用品を買うのをやめました。

 

むしろ、この通販私メールアドレス登録してるしメールとかで送ってくれればいいのに。

日用品カタログではエコな生活を推奨してる割には毎年律儀に紙でダイレクトメール送ってくるのおかしくないか?

あれ?なんかちょっとした矛盾点に気づいてしまった。

 

 

「いつも惰性と罪悪感で買っていた買い物をやめる」という新しい行動をしてみたらなんだか頭が少しスッキリした。

はー。これであの「ダイレクトメールに乗っている商品の中で、どれだったら購入してもいいか・マシか」という商品を探す作業をしなくて済む。

 

ペーパーレスどころかハンコまでレスにしようとしているこの時代。

こちらから求めていない「紙のダイレクトメール」は、たとえ誕生日祝いの一言が入っていようとも、完全廃止されたらいいのになあと思います。