ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

コロナウイルスの影響で魔物になりつつある自分に気づいた星野源さんの「うちで踊ろう」。

何となくニュースを観ていて耳にした、星野源さんの「うちで踊ろう」。

 

「家で過ごしていたらこんな曲を思いつきました。

よかったら誰か僕の曲に合わせてコラボしてくれませんか?」

 

…たしか、このような紹介とともに星野源さんが演奏しながら歌を歌っている動画が放送されていました。

 

 

すごくゆるやかで優しくて、リラックスできる曲。

そのはずなのに、やけに気持ち悪く感じて反射的にテレビのチャンネルを変えた私。

何故なのか分からないけど、妙にイラついた自分がいてビックリしつつもそのままなんとなくいつも通り過ごしました。

 

翌日また適当にテレビをつけていたら、女性のお笑い芸人の方がその「うちで踊ろう」に合わせてダンスを踊っているのを観て「すごく気持ち悪い」と感じてすぐにチャンネルを変更するも、その踊っている姿が脳裏に焼き付いてその後もすごくイライラが続きました。

 

その次の日も何となくテレビを見ていたら「うちで踊ろう」が特集されていていろんな芸能人がコラボ…また湧き上がってくるイライラ…。

オカシイ…。ドラマの主題歌になった「恋」なんてもう何回聞いたかもわからないほど聞いて、アルバムもめちゃめちゃ聞いて星野源さんの曲どれも大好きだった私が…ミュージックビデオの最後に「全部、俺の女♪」なんて言っちゃう星野源さんをすごくかっこよく感じていた私がなんでこんな気分になってしまうんだろうか。

 

ひとまず精神衛生上よろしくないのでテレビを不用意につけないように・視聴するなら再放送のサスペンスなどを選択するように生活習慣を変更。

そして星野源さんの「うちで踊ろう」だけを、どうしてこんなに不愉快に感じてしまうのかを考えてみることにしました。

 

以下、私の考えによるネガティブな内容が続きますので、星野源さんを好きな方は今すぐ違うブログへ避難してください。

あと、あくまで私個人の意見であり星野源さんの悪口を言いたいわけではないしむしろ好きなはずなのイライラしてしまう気持ちの理由を整理しているだけなので、そういう内容が気にならない方・ご理解いただける方のみお読みくださいますようよろしくお願いいたします。

 

 

 

…では、いきます。

 

 

イライラの原因①:「僕の曲とコラボしませんか」が気持ち悪い。

普通の人が「コラボしようよ」と呼び掛けてもきっとそんなに影響力は無いし、もしも私がコラボを呼び掛けても誰一人反応してくれないだろうし、呼びかけを見た人は「何言ってんだコイツ」ってなるだけだろう。そもそも99.9999999%以上の人が私の存在なんて知りもしない。

星野さんが「自分が呼びかけたら誰かコラボしてくれる」と思っているから堂々とコラボを呼び掛けられる訳で、つまり「自分の呼びかけに絶対人が答えてくれる自信」「自身の影響力を分かっている」からできる行動。「よかったら一緒にどうですか?」みたいにやんわり呼び掛けるスタンスを取っている後ろからちらちら見える「傲慢とも思える自信」が気持ち悪い。

 

イライラの原因②:群がる芸能人が気持ち悪い。

普段テレビで見ないような芸能人や旬の過ぎたような芸能人の人がこぞってコラボに参加してくるのが「知名度を少しでも上げようと我先に便乗している」様に見えてしまって気持ちが悪い。

 

イライラの原因③:色んなテレビ番組が同じ内容を何度も取り上げるのがしつこい。

どの番組も「ほら!星野源さんがこんな風にコラボを呼び掛けていますよー!」「こんな風に皆がコラボしてますよー!」「あの有名なこの芸能人まで参加してます!!」なんて、いかにも「新しいネタをみつけてきました!」なノリで何度も何度も同じ内容を繰り返して放送するから聞き飽きて嫌いになる。

 

イライラの原因④:異常事態をネタにしているようにしか思えない。

なんだかんだで春には収束してくれるのかと思ったら全然収束する感じもなくて、逆にどんどん広がって色んな人に感染していっているコロナウイルス

マスクは相変わらず品切れで、日常生活も気を付けて過ごさなきゃいけなくて医療崩壊やいろんなものがどんどんグチャグチャになって崩壊しそうになっている。

もしもウイルスにかかって悪化するとすごく苦しんで、状況によってはなくなってしまうのも分かっていて、そんな状況なのにこの人は「今この歌を作ったら絶対はやるだろうな・テレビに取り上げられるだろうな」とか思いながら歌を作ってたんだろうな。事態が収束したらきっとこの曲をアルバムなんかに収録して目玉曲みたいな扱いにするんだろうな。子供にもウケるような曲調だしパプリカの二番煎じ狙ってるんだろうな。「家で過ごしていたらこんな曲できちゃいました」みたいな雰囲気醸し出してるけど、結局打算で作ったんだろうなと感じてしまう。

 

 

ここまで書いてみて私の気持ちが結構軽くなったので、モヤモヤしていた気持ちは大体吐き出せた気がします。

しかし改めて上記の内容を読み返してみると、星野源さんや芸能人の人がどういう風に考えてそういう風に動いたかなんて本当のところを私は一切知らない。すべて私の被害妄想でしかない。

もしかしたら彼らは何の打算も無く曲を作って、純粋に観る人を楽しませたかっただけかもしれない。

それなのにこれだけ「きっとこういうことだろう」「この人はこういう風に考えたんだろうな」「気持ち悪いな」なんて自分の想像と感情だけでここまで考えて、不快に感じて、嫌いになりかけている私自身が一番気持ち悪い。

 

よくインターネット上で「誰もそんな事言ってないのに何でコイツこんなに怒ってんの?」みたいな怒りの化身になっている人が居るけれど、私もまさしく同じような魔物になっていってたんだなあと。これがさらに悪化したらきっと「こんな時に呑気な曲を歌ってるなんて不謹慎!!」とかキレ出す人になるんだろうなあと、自分のことながら怖く感じます。実際ちょっとそういう風になりつつあったし。

 

気持ちをブログに吐き出して、改めて星野源さんの「うちで踊ろう」を視聴したら普通に良い曲で「私はいったい、なににあんなにイラついてたんだろう?」と思いました。

イラつきがおさまったら、なんか気持ちもスッキリしました。

なんかいつの間にか安倍総理がコラボしてめちゃめちゃ批判されてるけど…どうしたんだコレは…。

 

…まあ、総理大臣コラボはちょっと気になったけど。

星野源さんやコラボした芸能人の方が悪いわけじゃなくて、今の状況が不安でお気に入りの飲食店やカフェにも入りづらくて(非常事態宣言地域じゃないけど)買い物とかも気楽に楽しめなくて日々の生活も良く分からないけどなんかすごく気を遣わないと行けなくて、マスクは相変わらず手に入らないから一枚の使い捨てマスクを消毒して丁寧に洗って干して使い回して。そこまでしててもどこか見えないところからウイルスに感染するかもしれない恐怖がいつもあって、それでも日常生活を過ごしていかないといけないというぶつけようのない不安やストレスが、楽曲を提供して一瞬「話題の人」として出てきた星野源さんやコラボ芸能人さんたちに向かってしまったのかなと…あくまで私の場合ですが。

 

手洗いやうがい、咳エチケットなども気を付けないといけないのですが、それと同時に自分の精神面のケアも必要なのかなと思います。

積みあがった不安やストレス、苛立ちを誰かにぶつけてしまう前に、自分で少しずつストレスを小さく砕いていくような工夫。自分を魔物に変えてしまわないように、いつもの自分で居られる工夫。

他人のやることなすことや行動に妙にイラついてしまう人はもしかしたら魔物になりつつあるのかもしれません。

イライラしてても誰かに八つ当たりしても、他人の行動は変えられないしウイルスも止められないし何もいいことは無いから自分や家族など大切な人のメンテナンスに徹するとか有意義な過ごし方に変えていくことが必要なのかなと思います。

星野源さんやコラボ芸能人さんに八つ当たりしてた私が言うのも変ですが…。

まあ私の場合は遠い存在に八つ当たりで済んだから相手に一切実害はないし私も自己嫌悪するだけで済んでいますが、身近な人に八つ当たりしたら…考えるだけで怖いです。

マジ気を付けよう。

 

 

そんなわけで私も魔物になりつつあった身分なので、念のためストレスを完全消去するべく飼っている猫を捕まえてお腹のにおいをひたすらかぎまくりました。「ほしのげんってだあれ?」レベルでストレスがなくなりましたので、やはり猫飼いは猫を吸引するのが一番の特効薬かもしれません。

 

 

 

ちなみに、あれだけ星野源さんの曲にイラついてた私も、不思議な事にピコ太郎さんの「PPAPを改造して作った手洗いソング」はどれだけ耳にしても誰がコラボしてても特にイライラしなかったです。ピコ太郎すごい。