私は乗り物にカバーをかけているのだが、カバーというのは装着する時も外す時もあちこちに引っかかって全然スムーズにいかない。
前に行ったり後ろにいったり、一生懸命引っかかった部分をうまく外したりしながら着け外しを行う。
ある日カバーを外そうとした際に妙にイライラし・すべてが面倒くさくなり、カバーが引っかかっているにも関わらず勢いよく「えいやっ!」とカバーを外してみた。
思ったよりも引っかかりが無くスムーズに外れたので「あれ?乗り物カバーって力づくでいけば案外なんとかなるんだな?」とか思ってたら思いっきりナンバープレートがひん曲がっていた。
「なるほどー。引っかかっていたのはナンバープレートだったのかあ……っておわあああああああああああ!!!」
一瞬冷静になってはみたものの事の重大さに気が付いて本気で慌てた。
確かに無理やりカバーを引っ張りはしたけれど、そんなに怪力で引っ張ったわけでも無いのにここまでクンニャリ曲がるなんて、ナンバープレートの強度弱すぎるだろ!!
しかもこの素材、一回曲がったら妙な折れ線が付いてしまって微塵も綺麗に戻らない。
なんなのこの素材。アルミだっつーのは聞いたことあるけど一円玉でもこんなにくにゃくにゃして無いぞなめてんのか。
まあ、人に当たった時の衝撃の事とか考えられて作られてるのかもしれないけど、それにしてもなんかこうもうちょっとどうにかならなかったのか。
結局自分ではどうにもできず、夫の指力に頼り大体イイ感じに直してもらったけれど妙な折れ線だけは残ってしまった。
この時「乗り物のナンバープレートはすぐ曲がるし綺麗に直らないから曲げないように気を付けよう」という教訓を得た私なのだった。