ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

お金を貯めるために浪費を削ろうとして心が貧しくなった話。

私は今まで「貯金をしているはずなのに一定の金額から全然お金が増えて行かないタイプ」だった。

 

例えるなら「バケツに水をためているはずなのにどこからか水が漏れだしていて、一生懸命水を注いでも注いでも全然たまっていかない」という状態。

 

ずーっと「何となくお金を貯めているつもり」で生活しながら「突発的に起こるかもしれない大きな金額の支払い」にいつも心のどこかでビクビク怯えていたし、実際に大きな支払い(主に車関係)が発生すると心がイライラザワザワして大金が出て行くことが怖くなって「あなたがこんなお金のかかる車に乗っているからいけないんだ!!」と夫に八つ当たりをしたりした。

 

インターネットで貯金の仕方を調べたり、図書館に通ってマネー関連の本を借りまくって読んだりしたが結局貯金は大きく増えることが無かった。

 

封筒に予算を分ける管理方法も、封筒間でお金を補填し合い過ぎて訳が分からなくなり挫折。

 

購入した物を細かく家計簿に記入しようと決意して三日も続かず。

 

買い物の回数を減らして出費を抑えようとしたけどついつい買い物に出かけてしまって惨敗。

 

他にもいろんな失敗をしたけど、私にとって一番よくなかったと思ったのは「カフェやコンビニは全部浪費だから削ろう」としたことだった。

 

私は趣味などが特になくて、コンビニやコーヒーで販売されている美味しいコーヒーを飲んだりスイーツを食べたりするのが趣味みたいなものだったのかもしれない。

 

しかし「コンビニやカフェの飲み物・食べ物は高いし浪費だから削ろう!」と決意してからは確かにコンビニやカフェに行く回数は減ったけど、お店の前を通りがかるたびに「本当はお店に行きたいけど我慢しなきゃ」と思うようになった。

 

それどころか、コンビニやカフェを利用する際には物凄く罪悪感を感じるようになったし「本当は我慢しなくちゃいけないのにそれを守ることが出来ない自分はダメな人間だ」と自分を責めたし後悔もしたし、そんな思いをしながら買った食べ物や飲み物は不思議なくらい美味しくなかった。

 

そんな思いをしながら我慢をしていると、夫が行う趣味の買い物が許せなくなってきた。私はこんなに家計の事を考えて我慢しているのに!何をアンタはのんきにネットショッピングに励んでんだよ!「この車のパーツ買おうかなー」じゃねぇよ!!…みたいに。

 

ガミガミ言うのは良くないと頭で理解しているから決してそういうことは言うまいと我慢できたけど、抑えきれないモヤモヤが「嫌味な一言」に変身して口からあふれ出て夫を直撃した。幸か不幸か相手に効いて無かったけど。

 

心の中を常に「我慢しなきゃ」が支配していて「浪費を無くそう」としていた。

ずっとお金のことを考えていたし、こんな私が「老後に何千万」も残せるのだろうかと不安にもなった。

 

 

なんで私ばかりこんなに我慢しなきゃいけないの。こんなにちゃんとやるべきことをきちんとこなしているのにどうしていつも何かが不安なの。どうして?どうして…。

 

 

 

どうしてこんなに満たされないの?

 

 

 

そういえば、私はいつも親から「お前は我慢をしてくれるからいい子だ」と褒められてきた。いつも「こちらのいうことを聞いてくれるからいい子だ」「困ったら助けてくれるからいい子だ」という褒め方をされてきた。

いつもどれだけ褒められても「全く嬉しくなかった」けど「褒められて喜んでいるよ」と親にアピールしたかったのでニコニコしながら嬉しそうな振りをしていた。

 

そうだ、私は小学校の高学年あたりからずっと「訳の分からない我慢」を強いられてきた。

それは自らが納得して「我慢するべきタイミングで行う我慢」などでは無く「両親や祖父母親戚友人同僚…私の周りの人がスムーズに過ごせるように」する我慢ばかり。

なぜ自分がそこでその我慢をしなければならないのかとは思うけれど、相手がスムーズに事を行うためには私がその我慢をしなければいけない。いうなれば「理不尽な我慢」でありそれはいつしか「私が我慢をすればすべての事は丸く収まる」という所にいきついた。

 

私は当たり前のように「自分が我慢さえすればすべてはうまくいくんだ」と思っていて何かがあれば「まず自分が我慢」するようになっていたんだ。

もちろん人間生活を行うにあたってある程度の我慢が必要なことくらいは分かるけど、私の場合は明らかに「適量」ではなく「過剰」になっている。

 

…なんなんだこのゴミみたいな刷り込みは。

子供の頃の「我慢できる私はいい子」をずっと引きずって30歳を超え今なお生き続けているのか。

 

冷静になった私は、実際自分がコンビニやカフェを我慢してどのくらい節約できているのかを唯一続いていた家計簿アプリから算出した。

一番自分がカフェコンビニに通っていたピークの時期のデータが運よく残っていたのでそれと比べて見ても数万円とかの大きな差があるわけでは無く、自分のお小遣いの範囲でギリギリカバーできていた。

 

…そうか、私が「超田舎民」すぎて。

家の近所にコンビニやカフェが一切ないから。

自分的にめちゃめちゃカフェコンビニ散財しているつもりでも。

実際にカフェやコンビニに行った回数ってたかが知れていたんだな。

 

どちらかといえば、カフェコンビニよりも「スーパーでの買い出し」を気を付けた方が節約効果高そう。

 

それじゃあ何だ?私は節約効果の低いうえに多分自分の楽しみである「コーヒー・スイーツ」を勝手に我慢して勝手にイライラして勝手に八つ当たりして気分転換もできなくなってて更に家計に対しての節約効果も全然なかったってことか。

 

ああ無駄。なんて無駄。さっさとやめてしまおう。

 

以後、自分のお小遣いでカバーできる範囲でカフェコンビニを解禁して好き勝手に楽しむようにしたら不思議と夫の買い物に対してもイライラしなくなったし「私も楽しんでるからあなたも好きにしてー」みたいな心境になった。

自分が満たされてなかったら他人が満たされようとしてるの見ると腸が煮えくり返るくらいムカつくもんなのね。清貧なんて私はあり得ないと思う。

 

自分が満たされたら、スーパーでの買い物も落ち着いたし「カフェ・コンビニを楽しむ日」と「さっさと食材や日用品買い出して帰る日」を分けたらその日の目的がどっちなのか分かりやすくなって行動もスムーズになった。

 

今まで周りから「遠回しに我慢することを強いられてきた」んだから。

小学校の中学年・高学年あたりからずっと訳の分からない我慢をしてきたんだから。

私くらい、私に訳の分からない我慢をさせなくったっていいじゃない。

本当にその我慢が、良くなるために必要なのか?見極めてから我慢したらいいじゃない。

 

自分が好きな時に好きな事を出来て、頭の中は何を考えても自由だし本当は何をやったとしても(他人に迷惑さえかけなければ)うたいながら料理してもスクワットしながら掃除機かけてもコマネチしながら日光浴していても自由なんだと気づけたら。

 

なぜか先取り貯金の死守に一か月成功できた。

なんとATMでチョコチョコ下ろして使うことなくその先取り貯金は通帳の中に数字として生き残っていた。(どちらかというと「忘れてた」に近い)

 

そうして好き勝手しながら過ごして、じわじわと先取り貯金の成功月数を増やしつつある今日この頃。

とりあえず間近に控えている車たちの税金支払いに「とてつもなく怯えてイラついて夫にブチ切れる妻」にならなくて済みそうです。

とはいえ、気を抜かないで引き続き「浪費と我慢」には注意して過ごしていきたいと思います。