ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

自分の都合で家を訪ねてくる人たちは本当に自分の都合しか考えてないなと思った話。(宗教の布教や選挙など)

ある日家に来客があった。

平日の日中、こんなタイミングで来ると言えば大体…

 

「こんにちはー、〇〇(宗教)なのですがー」

 

ほら、やっぱり宗教の人だ。

 

とりあえずにこやかに挨拶を返して相手を見る。

きちっとした服装だけどどこか具合が悪そうな肌質の男性が、もう2人ほど若い男性をひき連れて玄関先に立っていた。

いつも大体2人なのだが、今日は3人。雰囲気を察するに、研修中だろうか?

 

そんなことを思っていたら間髪入れずにリーダー格と思われる肌質の悪そうな男性が世間話を始めた。

内容は天気の話や私が住んでいる地域の話を色々絡めてくるけど完全に一方的で、私に口を挟ませる余地を与えてくれない。

 

身近な会話をすることで私の警戒心を解きつつも、私に口を挟ませないことにより強制シャットダウン(うちはいらないです、と追い返される等)を避けているのだろう。

 

なんと高度なテクニック…しかし一方的に喋りすぎである。

どうやってお引き取り願おうかと考えていたらいきなり本題を切り出してきた。

 

「〇〇(宗教)に興味はありますか?」

 

私はその宗教に対して全く興味がわかなかったし、こういう宗教を布教に来る人がことごとく顔色が悪かったり幸薄そうだったり明らかに具合が悪そうだったりとまったく救われていない様子を目の当たりにすると間違っても関わり合いになりたいと思わなかったので「申し訳ないけど興味はありません。」と返事をした。

 

これでお引き取り頂けると思ったら、今度は小さな冊子を渡してくる。

 

「ぜひ、こちらに目を通していただければ…」

 

こういう冊子、以前受け取ったらしばらく日時が経過した後に「冊子、読んで頂けましたか!?」と再訪されたので一切受け取らないことにしている。

 

一度断ったが相手は若手の見ている目の前だからなのか食い下がって冊子を渡そうと粘り始めた。

 

しかしこちらも折れることなくなんとか冊子を受け取らないように話を持って行って、無事にお引き取り頂くことが出来た。

 

玄関を閉めて一息つく。「あー、疲れた。」

 

以前、無職だし暇だしと宗教の布教に来た方の話をうんうんと聞いていたら、相手は延々と子供の事や夫婦の話など自慢話を喋り続けて一時間以上玄関先に居られたことがあった。

話を聞いてみようとした私も悪かったので追い返すに追い返せず、ひたすら相手の話を聞いて相槌を打ち続けた。

 

その語しばらくして、また同じ人がやってきて布教とは無関係の事を延々としゃべり始めて…。

夕食作りを理由になんとか早めに切り上げることができたけど、さすがに面倒くさくて3回目に来られた時は窓から相手を確認して居留守を使った。

 

その人はきっと「自分の話を聞いてくれる人が欲しかった」んだろう。

私はその人の中で「話を聞いてくれる都合の良い相手」となり、自分の持て余している自慢話や苦労話をぶちまけてスッキリしにきたんだろう。

 

私は宗教の事を「救ってくれるもの、心のよりどころみたいな物」と勝手に理解していたのだが、完全に赤の他人である布教先の私をよりどころにしに来たその人を見ていると、その人は宗教を信じて布教する身でありながら救われてないんだなあ、拠り所や吐き出す場所が欲しかったんだろうなぁと感じずにいられなかった。

 

とはいえ、布教するためにうちに訪れる人はことごとくこちらの話を聞かないし一方的に喋り倒すし要らないって断っている冊子を無理矢理にでも渡そうとねじ込んでくるので本当に自分の用事さえ済ませればそれでいい人たちなんだろうなぁと思ってしまう。

 

布教以外にも同じような方々がいて、それは選挙に立候補した方々。

 

日頃挨拶に来る事なんてありえないのに、こういう「自分が一票入れてもらいたい」時ばかりめちゃめちゃ挨拶しに来る。

 

頼むからそこに車止めないで!出入りするときに土がえぐれて土地が荒れるから…っていうような絶妙に困る場所に車を止めたりする。

 

向こうは「挨拶一瞬するだけやし、少々ええやろ」程度の感覚なのかもしれないけど、荒れた土地を直すのは我が家の誰かですよ。

 

よその車が通行する邪魔になったりもするし、私が応対してると明らかに残念そうに「あの…お父様は…?」って言うような方もいるが、平日の日中にそんな簡単に一家の大黒柱とエンカウント出来ると思うなよコルァー!!

引きこもりの私が応対に出ただけでもありがたく思わんかー!普通の家なら留守やぞこんなもん!

 

そりゃあ下っ端である義理の娘よりも一家の大黒柱に挨拶したいのが立候補者心かもしれないけど…貴様の名前は覚えた!私の一票は決して貴様の為に使わぬ!!違う誰かに入れてやるぞフハハハハ!!!

 

もうね、家に来るなとは言いません。

だけど「布教さえできればいい」「挨拶さえできればいい」っつって、自分の用件の事しか考えずにこないでほしい。音のでかい選挙カーとかめちゃめちゃうるさいし「そちらの奥様!顔を出していただきありがとうございます!!」じゃないよ散歩してるだけだよ。恥ずかしいよもう。

 

せめて「車をどこに止めたらいいか聞く」とか、「断られたら引き下がる」とかもう少しだけでも相手のことを考えてもらえませんかね?

自分のことしか考えてない人の用件を「はい!喜んで!!」と承る気には、どうしてもなれない心の狭い人間ですので…。