ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

年配の方々の蚊取り線香に対する信仰心は一体なんなのだろうか。

今年も蚊や虻が人間を狙ってくる時期がやってきた。

 

晴れの日も曇りの日も・下手したら雨の軒下なんかでも、奴らは歯医者で歯を削るドリルのような不愉快な音を奏でながら人間の血を狙うべく体にまとわりつくように飛んでくる。

 

払っても払ってもまとわりつくように飛んできて、叩き潰しても叩き潰しても次から次へと湧いてくる蚊や虻。どこにそんなに潜んでいるのか。無限再生は本当に勘弁してもらいたい…と思いながら一匹倒すとまたどこかからか一匹補充される。

 

蚊柱みたいに一度に大量の蚊や虻に襲われることが無く、常に2~3匹がまとわりついてくるのはどういうことなんだろうか。当番制?シフトでも組んでいるのだろうか?

「アイツ倒されたから自分行きますわー」みたいなやり取りが蚊の間で行われているのだろうか。常に一定量の虫に襲われるというのは不思議な物で…という話を始めたらまた話が脱線して戻れなくなるので話を戻すことにする。

 

そんなわけで迷惑な蚊や虻。

ふと気が付いたらいつの間にか吸血完了されており、かゆみや痛みに延々悩まされることになる。本当に迷惑な連中だ。

 

そんな連中を遠ざけることが出来るアイテムと言えばアレ。

緑色の渦を巻いていて火を点けて使う。そう、蚊取り線香!…なんだけど。

 

私は線香系の香りがあまり得意では無く、ラベンダーとかローズとか新しいフレグランスにされたとしてもちょっと無理なので基本的に使わない。

 

だって何が無理かって、あの一度体に付いたらずっと匂いがついてくる感じが本当に無理なんだもの。

正直言うなら、お寺の線香とかお焼香の香りも苦手で。

 

だから、畑仕事とかしてる時は一定の時間が経過するごとに手足にまとわりついてくる蚊や虻を払う動作を繰り返して追い払うようにしている。

周りから見ると畑で一人きり、いきなり踊り出してまた作業に戻り・また踊り出して…と繰り返しているように見えるだろうけれど田舎過ぎて誰もいないので「まあ誰もいないしいっか♪」と思いながらやっている。

(虫よけスプレーも良いんだけど、ペットがいるからあまり使わない方がいいのかなあ…とおもってあまり使っていない。「ペットもOK」な薬剤でもなぜか結構な匂いがしたりするから怖いし)

 

ちなみにこの戦法での虫刺され具合は「時々刺される」である。

長靴の中のボトムスと靴下の間の皮膚や右の尻たぶなど、防御が甘くなったところが狙われる。ついでに言うと右の尻たぶを狙ってくるのは虻である。何故か虻は私の右の尻たぶばかり狙う。他に狙える部位はいっぱいあるというのに。

 

「あー、今年は右の尻たぶは勘弁してほしいなあ」と思いながらしっかり目に右の尻たぶを守りつつ今日も畑仕事してたらやっぱり右の尻たぶを刺されたので「もしかしたら右の尻たぶさえ防具で守れば私って虻に刺されないんじゃないかな?」という結論に行き当たった。その結論は今後暇で暇で仕方なく・虻に刺されてもにこやかに受け流せる「穏やかな優しさを発揮できる時」に検証したいと思っている。

 

 

…というわけで蚊取り線香なんだけど、そんな私の苦手な蚊取り線香を家族はバンバン焚く。玄関で焚き・風呂前で焚き・畑で焚き…あの金属と網のついた丸い缶がそこら中に置かれてその中では蚊取り線香が燃え・モクモクと煙を上げている。

 

そしてそんだけあちこちで蚊取り線香を焚いている割には「蚊に刺された」「かゆい」などと家族が苦しんでいるし、玄関先で蚊取り線香を焚いている割には家の中にも蚊が普通に入って来る。

 

蚊取り線香…本当に意味あるかコレ?」

 

実家でもそうだった。親戚宅も友人宅もそう。

夏になったら家の周囲そこら中で蚊取り線香が焚かれて百足対策の粉末が撒かれる。

「何かの宗教なのかな?」と思ってしまうくらい。行く先行く先蚊取り線香があるし、時には「業務用!!?」と驚くくらいのビッグサイズの「蚊取り線香お徳用」みたいなでっかい缶が置いてあったりする。下手な宗教よりも信仰されているんじゃないかなって思うくらい皆信仰してるし私も「蚊には蚊取り線香」ってすりこまれちゃってるし、年配の人なんて特に蚊取り線香を焚きあげる個数が半端ない。

 

皆が信仰して焚き上げまくる蚊取り線香

 

だけど夜寝ていると蚊の羽音で目覚めさせられて家の中に蚊が侵入していることが発覚することがしょっちゅうあったし、百足や害虫に至っては粉の上をのそのそ歩いていたりする。

 

もしかしたら蚊取り線香を焚いて百足の粉を撒く彼らにとっては「蚊対策」「百足対策」なんで実はどうでもいいものかもしれない。「蚊も百足も、結局どうしようもない」ということを実は悟っているのかもしれない。

 

「私は対策をしました!」という事実や「夏と言えば蚊取り線香の香りでしょ!」みたいな、そういうモノがほしいのかもしれないな…なんて。

 

晴れの日も曇りの日も・雨の日にだって。

とにかく蚊取り線香を焚きまくるけれど蚊に刺されまくり、今年もムヒを買ってきている家族を見ていてつい「蚊取り線香意味なくね?」と思ってしまった私なのでした。