ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

いいね! がほしい! スター がほしい! あなたにつけます! だからちゃんと私に返してね!という負の心。

私ははてなブログの他にも鳥のマークのつぶやくアレなど数種類のSNSをひっそりとやっている。

 

日頃生きていて「あっ、これは書きたい!」と思った内容を忙しさや精神のどちらにも余裕があるときに細々と書き起こしてアップロードしているだけなので、更新頻度なんて気まぐれなものだし定期的に読みに来てくれる方がいらっしゃるのか微妙だし見る人から見れば「この人全然更新してないな」と思われる程度の運営具合なのである。もはや「運営」だなんて言っていいものか。うん、多分ダメだろう。

 

かといって「あなたのブログ楽しみにしてます!」なんてうっかり崇められた日には「ヒイイイイ!私のような道端を転がるチリ以下の存在をそんなに認識しないでぇぇ!!」と嬉しい気持ちを遥かに凌駕する量の恥ずかしさと自信の無さとどうにもならない居心地の悪さで体が勝手に逃げる方向に動いてしまう。

 

思えばスマートフォンのオンラインゲームみたいなやつを始めてみたものの、ほかの冒険者の人達にすごい勢いで話しかけられて「私に話しかけてきてる…嘘!!?」と最初は嬉しい気持ちもかすかにあったけど、だんだん本気でパニックになりフリック入力は指が震えてぐっちゃぐちゃになった。

 

私は顔が本当に真っ赤になっていて全身から汗をかいていた。

そんな私を知る由もない相手達はどんどんと会話を進めてくる。

結局返事が負いつかず「こいつダメだ」と思われたのか冒険者の人たちが徐々に消えていってパニックになって「やっぱり私みたいな奴がこんなハイテクなゲームに手を出してはいけなかったんだ…」とゲーム開始から10分もしないうちにスマートフォン上からゲームを削除してしまった。

 

このように、コミュニケーションを取ってくれる相手がいることは嬉しいのだが上手く返事をしたり切り返したりすることができない。焦ってしまうし会話を盛り上げようと頑張れば頑張るほど場の空気は白けていく。そのくせ相手の態度や顔色は凄く気になってしまうし1人になったときに「あの時のあの人の表情ちょっと暗くなったけど余計な事を言ってしまったかな…。」と時間ある限りクヨクヨしてしまう。

 

スターバックスなどのコミュニケーション能力に長けた店員さんがいるお店で会話の練習させてもらったりして(普通に注文するだけだけど)、全然顔見知りではない人と喋ることが徐々にできるようになってはきた。

 

しかし店員さんはお仕事だから絶対にこちらが不快になるような事や家庭環境などの突っ込んだことは聞いてこないし、こちらがどんなつまらない返事を返してしまって内心焦っていてもにこやかに会話を繋いでくれて、コーヒーを買うひとときを快適に気持ちよく過ごせるような対応をしてくれるし、こちらも「このお店の店員さんは安心な相手だ」と認識してしまっている。

 

この店員さんとのコミュニケーションで「私は会話ができる!」と勘違いして普通の見ず知らずの人と会話でもした日にはとんでもないことになるだろう。

 

ダラダラと長くなってきているので簡潔にまとめると「私のコミュ力、まだまだやべぇよ。」

 

そんな私なのだが、これまた簡潔にまとめるなら「人と関わるのは怖いけど いいね! は欲しい!」ということだ。

 

SNSでぼちぼちと自分なりに思ったことや見つけたものを書いてアップロードしながら、自分と似た人や面白いこと・気になることを書いている人を見つけてはフォローしたりいいね!をつけたりした。

 

会話をしなくても相手の考えていることや見つけたことを知ることができる。

日常生活で役に立つことも教えてくれるし発見が多かった。

 

時々自分のSNSにもいいね!みたいなのを付けてくれる人も現れて嬉しかった。

たった1つの いいね! でも寝れなくなるくらい興奮してヒャッハーだった。

 

しかしそんな日々が続いて、段々と「あれ?5個しか いいね! ついてないじゃん」みたいな心境になった。

他の人や知り合いのSNSをのぞいて「えっ!この人ただ朝の挨拶してるだけなのに数百も いいね! ついてるじゃん、ずるい!」

 

「私なんてめちゃめちゃ一生懸命商品レビュー書いてるのに数個しかいいねついてないし!」

 

「私の少ない いいね! の数を見て知り合いが笑ってるかもしれない…。」

 

どんどんとマイナス思考に落ちていった。

 

そうしているうちに私は いいね! の数量に完全にとらわれてとにかくいろんな人のSNSに手当たり次第に いいね! を付けるようになっていった。

 

 

「私が! こんなに! いいね! をつけているんだから!!」

 

「ほら!! ちゃんと!! 私のSNSに!! いいね!しに来いよ!!!!」

 

 

 

怖い。今思えば完全に怖いし自己中心的そのものである。

ちなみに相手が書いている内容にはほとんど目を通していない。相手からの いいね! 返しのみしか考えていない。最低の極みである。

 

こんな最低の行為をしているのに、少しずつ いいね! が増えていった。

今思うと「いいね!つけてくれたから返さなきゃ…。」という義理の いいね! だったのだろうけど私は嬉しかった。

しかし最初の頃のように寝れないくらい興奮するといった嬉しさではなく、「ああ、30個超えたか…まあまあだな」みたいな淡々とした嬉しさである。

 

そして いいね! を頻繁につけていた相手の名前を徐々に憶えて「あれ?こいつ私がいっぱい いいね! つけてやってんのに全然返しに来ないじゃん…ムカつくな…。」とイライラ腹を立てるようになった。

 

こんな歪み切ったSNSライフをしばらく送っていたのだが不思議と苦しかった。

以前はSNSに記事を書き上げたら「言いたいことを言いきった」ような爽快感があったものだけれど今はそれが無い。ただただ気持ちが苦しいのである。

 

ふと「最初にSNSを始めた時にはこんなに苦しい気持ちだったっけ…?こんなに鬼の形相で、こんな いいね! の付け方をして、心にもない いいね! がもらえそうな事ばかり書いて他人のいいね!と数を比べて落ち込んでイライラして…アレ?なにやってんだ私。」と唐突に目が覚めた。

 

目が覚めたら急に視界が開けた気がして、そこから無理な更新をやめた。

いいね! を重視しないようにして書きたいことを書くようにした。

手当たり次第に いいね! をばらまくのをやめた。

ちゃんと相手の書いている記事に目を通して「読ませてくれてありがとう」の気持ちを込めて いいね! を押させてもらうようにした。

 

SNSへの取り組み方は人それぞれだし自由にできるけれど、まずは自分が苦しくならないように取り組んでいくようにしたいと思う。

 

 

 

※追加※

気持ちを込めて書きすぎて最後は力尽きてザックリまとめてしまったのですが、現在は「いいね!ほしい病」から目が覚めております。

 

いいね! の数よりも「こんなせわしくて変化が激しくて大変な時代を生きている中で、人生の貴重な時間の一部を私のブログに使ってくれた方がいる」という事の有り難みを感じるようになりました。

 

「ヤバい奴のブログ来ちゃったよ…星つけないと呪われそうで怖い」とか怯えて星つけなくても大丈夫なので本当に安心して下さいね。(「押すなよ押すなよ」じゃないので本当安心して貰いたいです…!)