ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

風邪が流行している時期の店員さんってめちゃめちゃ大変だなと思った話。

先日、カフェに行ってレジで注文をしていた。

開店直後を狙っていったので私以外に人は居なくて、一番乗りで飲みたいカフェメニューを注文することができた。

 

商品の注文が終わって代金をお支払いしていたら後ろに人が並んできた。

その人は、軽めの咳ではあるものの結構ゲホゲホ言っているので「うわあ…風邪かな?やだなあ」と思ってしまった。

なんとなく、横にある商品を見るふりしながらちらりと後ろの人を見る。多分50代~60代くらいの男性だ。

 

その男性はマスクをしていなかった。それどころか、咳をする時に口を押えることも無くまっすぐ前を見据えて咳を繰り返していた。

 

「はぁ?どういうこと!?」

 

咳をする時には口を押えたり俯いたり袖で隠したりハンカチで飛び散りをガードしたり…なんかあるだろ!!?と、ただただビックリしてしまった。

自分なら目の前に人が居たら(居なくても)相手に飛沫が飛び散ったりしないようにせめて手で隠して咳をするか何かする。こんなに堂々と相手に飛沫を巻き散らかしながら咳をしようなんて思わない。それも飲食店に来ている時ならなおさら気を遣ってしまう。

 

私の背後に立っている人間がまっすぐ前を見据えて咳をすれば、飛沫を全身に浴びるのは私。そんなの考えなくても分かる。相手の男性も「自分がまっすぐ前を向いて咳をすれば前に居る人に飛沫がかかるだろうなあ」くらいは分かるはず…なのに。

 

とはいえ「これくらいはわかるだろ!」と私は思っていたとしても、それは私の中だけでの常識かもしれない。世間的には「そんな咳ちょっとしてるくらいでピリピリするのは寛容じゃない」とか「神経質」とか言われるのかもしれないし私の中での常識を後ろの男性に強要は出来ない。だけど…

 

「…いやああああああ!!!嫌なもんはいやあああ!!!見ず知らずのダンディがアグレッシブに連射してくるしぶきを後ろから浴びさせられるの凄くいやあああああ!!!」

 

笑顔で対応してくれる店員さんに、なんとか引きつりながらも笑顔を返す。

ドリンクを受け取る場所に移動して何とか男性と距離を取ることができた。

そしてドリンクの仕上がりを待つ。

 

向こうのレジでは、店員さんと咳ダンディが注文のやり取りをしているみたいだけどやっぱり咳をしてる。あまりじろじろ見るのも良くないと思って口を押えてるかどうかは見てない。咳の音しか聞いてなかったけどとてもクリアに咳が聞こえるから口は押えていないようだ。こんな明らかに具合が悪そうな方とも笑顔&マスクなしで対応しないといけないなんて接客業大変すぎる…私だったら笑顔引きつるわ多分…。

 

 

そんなことを考える私の前では丁寧にドリンクを作り上げてくれる店員さんがいる。

 

仕上げにドリンクへホイップをニューッとかけて…うわあああああさっきの咳ダンディがもう来たあああああ!!トレーに飲み物と食べ物乗せて、まっすぐ前を見据えて咳をしながらこっちに来るううううう!!!!

 

多分、咳ダンディは提供がめちゃめちゃ早い「本日のコーヒー」あたりを注文したんだろう。食べ物もパッと出せる何かだったんだろう。私の注文したドリンクが出来上がるよりも早く、咳ダンディはドリンクと食べ物を手にしてこちらへやってきた。

 

思わず大きく避ける私。

咳ダンディはちらっとこっちを見るもすぐに目をそらし、軽い咳を繰り返しながらコンディメントバーのコーナーでドリンクのカスタマイズを始めた。

じろじろ見ては失礼になるので、何をどうカスタマイズしたのかとかまで見てはいないけど。

 

そうこうしているうちに私のドリンクも出来上がった。

私はテイクアウトで注文していたのでドリンクを受け取って店員さんにお礼を伝え、そのお店を後にした。心なしか喉の具合が悪い気がする。

 

咳ダンディはたぶん最後まで、口を押えて咳をすることは無かった。

一体なぜなのだろうか。彼なりの美学なのだろうか。

 

「漢(オトコ)たるもの、風邪をひいていようが俯いて弱い所をさらしてはならない!常に堂々と前を向いて生きよ!風邪のウイルスであろうが負けることは許されぬ!!」

 

…みたいな?

 

私の中にはいつの間にか「咳をする時は口を押えてするべき」という「決まり」がすりこまれていて、当たり前のようにそういう風にしていたしその「決まり」とは違う「口を押えずに咳をする人」を「あり得ない」と思ってしまう。

そういう風に、その人の中にも「決まり」があるのかもしれない。

 

以前とあるカルディに行ったときに、店内をカート押して商品を探し回るおばあちゃんがいたのだが、その人もめちゃめちゃ咳をしていた。

 

嫌だなあと思って避けていたらおばあちゃんがレジの方に向かってめちゃめちゃ咳をしながら店員さんに商品の場所を訪ねていた。

そのおばあちゃんのあごにはマスクがかかっていた。

喋りづらいから口からマスクをずらしてあごにひっかけた状態にしたのだろうか。

真偽のほどは私には分からないけれど、あれじゃ間違いなくマスクの意味はないし風邪のウイルスは店員さんめがけて飛び散るだろう。

 

ここ最近私が見た範囲で「うわあ…これはさすがに無いだろう」という行動をしていたのは片手で数えられるくらいしかいないけど、接客業に従事されている店員さんたちならこんなの日常茶飯事なんだろうか。それって大変過ぎない???

店員さんはお客さんから「すみません!」って呼び止められたら基本逃げられないだろうし「具合が悪そうだから避けよう」なんて無碍にはできないだろうし。

 

マスクって「盾」みたいなもんだと思うんだけど「温かみが無いから」「表情が伝わらないから」とか謎の理由で「盾」を取り上げ・ウイルスという「攻撃」に防具ナシでさらしておいて、「風邪をひくな」「休むな」「人が足りない」っていうのはあんまりだよね…こんなゲホゲホ言って風邪菌巻き散らかしてる人にも対応しなきゃいけないっていうのに。なんて思ったのです。

 

マスク姿に温かみが無いっていうなら、マスクににこちゃんマークやウェルカムなメッセージ書くとかしたらかわいくない?

私なら「めちゃめちゃプルプルな唇」描くわ、セクシーお色気アップ!

 

そんなどうでもいいことを考えつつ、とにかく健康に気を付けようと思う今日この頃です。