昨夜布団で寝ていたら、左腕がなんだかモゾモゾして痒いような不快感に襲われた。
「もー!うっとおしいなあ!」
右手でシャッと払いのけたらなにかが当たった感覚があって「ぺしゃっ」みたいな音がした。
「…ヤベぇ!なんか居る!!」
慌てて電気をつけてみると、大きなムカデがすごい速さで逃げている所でした。
こんなデカイ奴を逃したら寝るに寝れなくなるので殺虫スプレーをかけまくる。
ゴキ用のスプレーしかないけどしかたない。
とにかくシューシューとスプレーしまくる。
なかなか倒せなかったムカデも、至近距離の殺虫スプレー攻撃には勝てなかったのか最終的に倒すことができた。
倒れる瞬間に「メキメキメキ…」みたいな物音を立ててくるのがすごく怖かったけど…。
ムカデに這われた腕が地味に痛痒いしほんのりと赤くなっていたので、メキメキいってるムカデはひとまず放置。
対処法をネット検索したら「這われた患部は洗って熱いタオルで患部を温めて毒を無毒化しろ」みたいな事を書いてあったので、キレイキレイで洗って温タオルで患部を温めておきました。
(温めてたほうがいい場合と冷やした方がいい場合があるみたいなので、症状や状態に合わせて要・検索です…!)
そして倒したムカデを処理して、やっと寝れる…ってなった時に目が冴えて寝られなくなっていることに気づいた。
時刻は午前3時前。
今からずっと起床時刻まで起きておくのはお化けとか出そうだしなんか怖いし嫌だ。
かといって、ムカデとの奮闘でアドレナリンとか噴出したのか眠気は一向に来ない。
…とにかくさっさと寝たい!!
仕方がないので布団に入ってみるものの、脳内はムカデの事で頭がいっぱい。
「…ダメだ!寝れん!!」
寝たいのに眠れない時って本当に困る。
イライラしても仕方ない…どうせムカデの事で頭が一杯なら、もう寝るのはあきらめて脳内で擬人化して楽しむことにした。
脳内で私好みどストライクの顔立ち・髪型・身体つきの男性を生成。
名前は「百足 大人」にしてみる。
…さあ、百足くんよ!来い!!
百足:「お前の左腕があまりに美味しそうだったから…我慢できなかったんだ。(悲しげな顔)」
百足:「オレが触れたらお前は傷ついちまうって分かってるのに、もう自分を止められなくて…。」
百足:「お前の事が好きすぎて…触れるだけじゃ足りない、噛みつきたいくらいさ。」
…うひょーーーーーーーーーー!!!
こんなん睡眠とか明日の予定とかどうでもええわ!
百足くん最高過ぎ!!!!!
…あれ?でも私さっき、百足くんを…この手で…ころ…
………。
その後素に戻った私は、ムカデの事とかも一切頭の中に出て来ずにグッスリと眠ることができたのでした。