ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

花火大会の現場は人でごった返して地獄なので、現場に行かずに家で見る。

花火大会って花火は綺麗だし、夏って感じはするし、ちょっとロマンがある気もするし凄く良いイベントですよね。

 

少女漫画で「夏」といえば、割と高い確率で海と同じく出てきますもん花火大会。

 

可愛く着飾って浴衣で参加した花火大会…

気になる彼も参加してる事に気付いて話しかけようとしたら隣に綺麗な女の人が!

「彼女いたなんて…」悲しみにくれながら何故か家ではなくて神社の奥方面に走り出す主人公。

そしてそれに気付く彼。

追いかけてきた彼に腕を引き寄せられてそのまま神社の前でもうそれはえらいこっちゃになって…

 

…ほんといいよなぁぁぁ少女漫画ー!

そんなシチュエーション現実に起きるどころか聞いたことすらないよー!

 

主人公は「地味」「眼鏡」とか言ってても最終的におめめクリクリ美人でモッテモテだし、だいたい気になる相手も超絶イケメンで、さらに複数人のイケメンがいたるところから湧いてきて、自分の取り合いを繰り広げるんだぜー?

 

…でももし自分が少女漫画の主人公で取り合われる立場になったら、あっちに頭を下げこっちに謝罪をして全員が仲良くなるように身を粉にして営業マンのごとく立ち回るんだろうなあ。胃に穴があいたりして。

最終的に私が八方美人過ぎて全員を敵に回して…うわぁカオス過ぎる。そんな夢のない少女漫画は嫌だ。

 

そんな夢いっぱい・妄想いっぱいの花火大会。

カップルや若者の集団やファミリーもいっぱいで、会場付近が車や人で凄まじくごった返すんですよね。

 

私の住んでいる地域はめちゃめちゃ田舎で通常は人もまばらだし、市役所に行く度に市の人口を表示している掲示板が毎回マイナスになっていて総人口から世帯数、出生数とかすべての項目の人数が着々と減っているのに。

 

一体どこにこんなに人間が隠れてたんだっていうくらいに人がわいてあふれ出てくるの本当に不思議だけど「まだこんなに人が居たんだ」って少しだけ安堵。

 

人ごみがしんどい…。

まっすぐあるけないのツライ…。

人ごみに流されるの無理…。

万が一知り合いに出くわした時にテンションあげて喋るのも疲れる…。

キャピキャピしてるリア充を見ると悲しくなる…。

 

そんな私みたいな人間にはありがたい、地方テレビの花火大会生中継ー!!

他の地域もあるのか分からないけれど、私の住んでいる地域では地元の情報を一日中流し続ける番組があって、花火大会も始まりから終わりまで生中継されるのです。

 

さっそく、花火大会の中継時間にテレビをつける。エアコンもつける。部屋の電気を切って真っ暗闇にする。ゴロリと横になる。

 

浴衣姿のアナウンサーが色々トークで盛り上げて、花火大会も開始。

ポンポンとあがる花火…遠くでは実際の花火の音もかすかに聞こえて臨場感も有り。

たまにカメラマンがズームしすぎて花火が見切れたりして「ああもうっ!」ってなるけどそれはそれで面白くて良し。

 

暗い部屋でTV画面に集中していると、本当に花火を見に行っているような錯覚になります。エアコンの聞いた部屋で、蚊や虫、汚れを気にせずゴロリと横になって花火が見られる。ほっほー♪こりゃあいいや♪

 

結局、始まりから終わりまで花火大会をめちゃめちゃ満喫してしまいました。

本当は現場に行けば最高なんでしょうけど、家で花火大会もいいもんです。

次に家で花火大会を満喫する時には、焼き鳥とちょっとしたお酒くらいは用意したいと思います。

そうめんうりが私の想像していた物では無かった話。

そうめんうり。

 

名前は聞いたことがあったのですが「どこかの職人が瓜をそうめんのようにめちゃめちゃ細切りにして提供している料理。」だと思っていました。

 

先日出かけた徳島県吉野川サービスエリア出入り口で野菜を売っているコーナーがあって「そうめんうり」と名前を掲げて売られている謎の丸い野菜があったので購入。

 

琉球という謎のでっかいアロエ的な何かもあったので買いたかったのですが葉っぱ系で家に帰るまでにしおれそうなので断念。

 

翌日、そうめんうりのレシピを調べると「茹でろ」とのこと。

「めちゃめちゃ千切り…しなくていいんだ?」と思いながら、丸いそうめんうりをブッた切って煮えたぎったお湯に放り込んで茹でる。

 

しばらく茹でて、熱々のそうめんうりをざるにあげてしばらく放置。

荒熱が冷めた頃に果肉(?)部分を触ると、ホロホロとほどけていきました。

すげえ!さけるチーズみたいに筋状にほぐれる!!楽しい!!

 

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上から順に「ほぐれる前」「ちょっとほぐした」「めちゃめちゃほぐした」です。

果肉の部分がそうめんみたいにほぐれるんですね。知らなかった。

 

食べてみるとちょっと茹ですぎたのかべちゃべちゃしている部分はあったけど、なんだかショリショリした歯ざわりでした。酢の物にしてみたらちゃんとおいしかったです。

 

千切りをしなくてもゆでるだけでそうめんになる瓜…しかも手間隙かけた感も出せる。

「これ、一生懸命私が千切りしたんよー!」って言ったら割と信じてもらえそうだし、これは私のようなズボラな人間にはもってこいの野菜ではないか。

 

また見かけたら買ってみたい、そして今度はそうめん状態にせずにそのまま食べてみたいと思いました。

YOUTUBEのフィッシャーズに影響されて、徳島県のフォレストアドベンチャーで人生初のアスレチック!

タイトルにもあるとおり、最近YOUTUBEでフィッシャーズを知りました。

シルクさんやンダホさんが出てるアレです。

 

彼らが楽しそうにアスレチックのステージをクリアしていっている様子を観て「自分はどれだけクリアできるのだろうか、そもそも体は動くのだろうか」と思い、夫と共に徳島のアスレチック「フォレストアドベンチャー」に行きました。

 

朝一番の時間帯で予約して、高速道路で徳島県入り。

駐車場について車を降りると、「ジップライン」と呼ばれるターザンの「アーアアー」みたいなヤツが見えるのですが高さは恐ろしく高いし距離はすさまじく長いしで、見た瞬間に「あ、コレ無理だ。できないわ。」ってなりました。

 

でもせっかくここまでやってきたので覚悟を決めてフォレストアドベンチャーの受付へ行き、「何かトラブっても自己責任ですよ」の紙を記入&料金のお支払いを済ませて、ハーネスと呼ばれるベルトみたいな安全装置を装着してもらいました。

 

ハーネス装着後は徒歩で軽く山を歩いてアスレチックのある現場まで移動…なのですが、道中にある橋がすでに怖い。

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 ↑ なんだか爽やかないい景色に見えますが、橋の下を見ると足が軽くすくみます。

下は水が流れていて、滝のような部分もあって景色的にはものすごく綺麗だし水も透き通っていて泳ぎたいくらいなの透明度ですが「これから行く場所にあの絶望的に怖そうなジップラインが待っているし、アスレチックも多分ヤバそう」と思ったらただただ心が沈んでいくばかりでした。帰りたい。

 

そんなこんなで絶望に支配されたままの心を抱えて山の傾斜や階段を歩いていくとアスレチックが見えてくるのですが、本当に「そびえたつ」という表現がとてもよく似合うくらい、恐ろしく高い場所にアスレチックが存在していました。

「これはアカン、上るのすら無理やーーー!」

 

とても帰りたい気持ちの私をよそに、係員のお兄さんから腰に巻いたハーネスにくっついている安全装置類の使い方の説明と施設の遊び方のレクチャーがありました。

 

施設の遊び方レクチャーでは参加者が1人ずつ、お試し的なミニアスレチックを使って綱渡りをしたりジップラインを滑ったりするわけですが、私たちがジップラインを滑るあたりで2組目の大人数グループがやってきて皆が見ている前でジップラインを滑って「アーアアー」することになり、すこぶる恥ずかしかったですが思ったよりは体も動くしアスレチックを楽しめそうな予感。

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 「ちょっとはいけるかも…!」とか思ってアスレチックに上って周りを見渡してみたら全然行けそうに無くひたすら恐ろしかったのですが「ここまで来たんだし行くしかねえ!」と腹をくくって若干キレ気味で進んでいったら意外になんとかなりました。

 

そして足場が不安定・揺れる・どうクリアするか考えるの連発で高さを気にしている余裕などほとんど無くてむしろ「高さなんか気にしている場合じゃねえ!それどころじゃねえ!!」という心境になり無我夢中でアスレチックのステージをガンガンクリアして行きました。

 

さすがにシルクさんたちみたいにサクサクとクリアしていくのは無理でしたが、プルプルしながらのそのそと進んで行くと何とかクリアすることができました。

時々冷静になって高さを意識するとめっちゃめちゃ怖かったので私は考えることをやめました。

 

最終的には「…あれ?楽しいぞ?」という心境になっていて、長いジップラインも「ウヒャッハー!!」と謎の奇声を上げながら楽しく滑ることができました。

今思えば、ここで黄色い声でも出れば可愛かったんですけどね…私の口から出たのは野太いウヒャッハー!!だけでした。

 

家で調べてみたら、このアスレチックのジップラインは川からの高低差が50mで長さが360mを超えるロングジップとのこと。(フォレストアドベンチャーのホームページに書いてあった。)

…どうりで高くて怖くて滞空時間(?)も長くて周りの良い景色を眺め倒す余裕があったわけだ。

 

こうして最初は怖くて恐ろしくて帰りたかったアスレチックも、クリアした後は「もう終わってしまった…楽しかったしもう1週回りたいなあ」と思えるまでになりました。

 

あと、行きに通った時には怖かった橋も、帰りには余裕でスタスタ歩きながら景色を見れるようになったので高さに対する恐怖心も鍛えられた気がします。

 

思ったよりも体が動くことも分かったし、アスレチックが凄まじく楽しかったしまた来たい!

こんな面白い世界があるのは知らなかった。フィッシャーズのおかげで「アスレチック」という新しい選択肢が私の人生に追加されたのでシルクさんたちに大感謝!!

 

またアスレチックに行くために体力づくりと、いざと言う時にちゃんと黄色い声が出るように、とりあえずアパレルショップの店員さんの声マネから始めて行きたいと思います。

 

 

↓ おまけ。

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徳島県になななんと!店舗のミニストップがあったのでマンゴーパフェを購入!

マンゴーがやたらとおいしいしソフトクリーム部分も美味しすぎ!

今までのミニストップはサービスエリアだったので、こちらのも人生初の「店舗のミニストップ体験」でした。

ほら、私ってお金も手間もかからない女なのよ!?だからホラ!!健気で可愛いって愛してくれるよね? ね!!?

もう少し先ではあるが私の誕生日がやってくる。32歳になる。

 

誕生日…。

30歳になった時もそうだったけど特になんの焦りも感動も無く、おめでとうと崇められつつケーキを食べる他は通常の1日と変わらない淡々とした日。

 

誰にも「誕生日おめでとう」と言われなかったらそのまま普通の日として過ごしそうだし年齢だって20歳超えたあたりから若干あやふやになってきたから「アンタ今何歳?」と面倒な親戚とかにフイに聞かれても間違えず答えられるようにスマホに現在の年齢を保存している程だ。

 

そんな私に夫が「誕生日のプレゼント何が欲しい?」と聞いてきた。

 

「…そうか。誕生日といえばプレゼントなのか。」

 

お互い、付き合いたての頃は「サプライズ」としてアクセサリーなどをこっそり用意していたが、夫婦となり財布が一体化してからは、ほとんどの行動や買い物が相手に筒抜けになってしまうため「プレゼントは欲しい物を一緒に買いに行く」という方向にシフトしていった。

 

まあ、せっかく「サプライズ」してもらってもアナウンサーやアイドルばりにキャピキャピ喜んで気の利いたこと言うみたいな「ナイス★リアクション」が搾り出しても出てこなくて、「おおっ!すげえなあ!これすげえわ!これイイ!!ありがとう!マジありがとう!!」と、頑張ってテンションあげても「すげえ」と「ありがとう」の連発しか出来ない私には普通に一緒に買い物に行って欲しい物を買ってもらうほうが有難い。

 

サプライズは私の中で「サプライズされることを微塵も気付かないフリをしながら、貰ったものにも大喜びしてなんなら感動の涙も流して、プレゼントした相手に(この子にサプライズして良かったなあ)と喜んでもらう儀式」なのである。

誕生日付近にわざわざ呼び出されると若干何かあるなと察してしまうし…。

 

そういや現在の夫は不思議な人で、何を考えているのか全然分からない分「これからサプライズするぞ感」までも微塵も私に感じさせずにシレーッとサプライズして来たので素でビックリしたことはあったな…今となっては完全☆宇宙人だけど。

 

なんにしても喜ぶのが上手な人がうらやましい限りだ。

 

…こんな感じで誕生日に関しても素直に受け取れない私。

今年の誕生日プレゼントは何を買ってもらおうかなと思っても何も浮かんでこない。

そもそも今現在、わざわざ誕生日に欲しいと思うものが無い。

買い物はわりと頻繁に出かけるからちょっとした欲しいものならその都度購入しているし、そのちょこちょこ買いで満たされている気がする。

 

アクセサリーとかなら女子力が高い感じがするかな…でも高そうだし興味ないな。

コスメとかは…ドラッグストアでそこそこそろえたしなあ。

服…ちょこちょこGUとかで買ってるから特別に欲してる服はないな。

旅行に行く?日帰り温泉とか…でも遠くまで行くのめんどくさいなあ。

お小遣いもらう?靴買う?新しいメガネは?

 

…うーーーーーん…特に何もないなあ。ケーキ買うくらいか。

 

色々考えても何も浮かんでこない。

過去の誕生日プレゼント内容を思い出しても、3000円くらいのスニーカーや新しいメガネやドラッグストアにあるコスメなど、安くて日常に使うものばかり。

 

あれ?でも夫にはスマホが出始めた頃にはアンドロイドあげたしデジタルカメラとかなんか高いものばっかりあげてきたな…。

日ごろからバイクだって頻繁に乗り換えてるし車やバイクの部品だって家計からお金出してたりしたもんな…。

 

もしかして夫には全力で良い物を提供して、自分にはその分ケチってる?

 

思い出してみれば過去の誕生日に自分で選んだプレゼントは本当に欲しいものというよりも「これだったらお金もそんなにかからないし家にあっても無駄じゃないし買ってもいいかな。」みたいなものばかりじゃん!

 

そしてそのプレゼントをお会計する時には

 

「夫はもっと高い物を買ってるのに私はこんな安い物がプレゼントか。まあお金あまり使いたくないしなあ。…あ、夫が見てるわ喜びながらお礼言わなきゃ…ほら!こんな3000円のスニーカーでも私はこんなに喜んでるんだから!健気でしょ?可愛いでしょ?他の女と違って私はお金かからない良い女なんだから大切にしてよね!!あとあんたも今度からコレくらいの値段のもんで満足するくらいの人間になってよね!普段から金使いすぎなんだから!!(怒)」

 

みたいなドス黒い恨みにも似た気持ちが渦巻いていたことを思い出しました…自分で選んだプレゼントなのにこんな不満タラタラなこと考えながら「ありがとう♪」とか言ってニコニコしてたんだから嫌な女過ぎる…。

 

んで、お金の話でケンカした時に「私は安いプレゼントでずっと我慢してるのに、アンタは高い物ばっかり買って!金欠の原因はお前だ!!」って相手に文句をぶつけたなあ…。

 

今、そういう自分に気付いたら頭の中が「!!!?」と電気が走ったみたいになって、何かがスポーンと取れた感覚になりました。

 

 

 

「夫のせいで我慢し続ける健気な私。」

 

「夫のせいで高い化粧品は手が出せずに、ドラッグストアで溜め込んだポイントで交換しほぼ無料で手に入れたコスメをずーっと使う私。」

 

「夫のせいで本当に気に入ったショップの高い服は手が出せず、SALEで手に入れた安い服を着る私。」

 

「夫のせいでブランドなんて手を出せる家計ではない生活を耐える私。」

 

「夫のせいで…。」「夫のせいで…。」「夫のせいで…。」…。

 

 

ヤベえ!何もかもを夫のせいにしてる私がいるじゃん…!!!!!

私なら、何も言ってないのに勝手に自分を追い込んでドス黒い感情を抱え込んでいつの間にか相手を恨みだすような女を愛せる気がしない…ていうかコレ本当に私の感情なのか?っていうくらい自分で自分に驚いている。

 

「欲しいものが特に無い」というのも「本当にすべてに満足してるから特に思い浮かばない」のではなくて、「本当は欲しいし気になるけど高いから、安くて似たような類似品で我慢したりあきらめたりしているうちにだんだん物欲がうせてきて本当に自分が欲しいものが分からなくなってきて、そこそこの品質の安い物ばかり買う」ようになってきた気がする。

 

よく考えたら、自分の物を安く抑える事も夫の高額商品の購入に対して家計からお金を出す事も、ブツブツ文句言いながらも最終的にOK出したのは私。

 

夫自体は私に金銭的なことは何一つ言ってきてないし節約しろなんて言われたこともないし買い物にはつれてってくれるし基本的に私の自由にさせてくれてるし実際家計もそこまで絶望的ではない。

 

欲しいなら欲しいと言って買いたいなら買えば良いだけなのに、私が勝手に「我慢している私」を夫に押し付けているんだ。

 

…なんという恐ろしいことに気付いてしまったんだ、自分が夫に押し付けている「重たい感情」に気付いて恥ずかしすぎて自分で自分の首を絞めたい。締め上げたい。

どんな顔して「私はこんなに我慢してるんだ!」と主張して夫にぶつけてきたんだ私…ああ考えたくない、やめて、もうやめて恥ずかしい…!

 

後悔すること山の如しですが、まずは「私は安いコスメで我慢している」の感情を遥か彼方にフッ飛ばす為に手持ちの「ラインでそろえたはいいけど不満タラタラで使っているコスメ」から「自分が気に入っていてホクホクした気分で使えるコスメ」にグレードアップしたいと思います。適当に買わずにちゃんと店員さんにアドバイスももらって。

 

「化粧品高いやつ薦められたら嫌だなあ」「今使ってるやつがまだまだ残ってるからもったいないなあ」「高いのはいやだなあ」「店員さんと喋るの苦手だなあ」などと私の頭の中に住んでいる貧乏神がブツブツつぶやいてきて惑わされそうですが、なんとか耐え抜いて誕生日には文句ひとつない「満足のコスメ」を手に入れて来てやりたいと思います。

睡眠中に害虫に襲われた話。(虫の話なので苦手な人はこの記事から避難してください)

昨夜布団で寝ていたら、左腕がなんだかモゾモゾして痒いような不快感に襲われた。

 

「もー!うっとおしいなあ!」

 

右手でシャッと払いのけたらなにかが当たった感覚があって「ぺしゃっ」みたいな音がした。

 

「…ヤベぇ!なんか居る!!」

 

慌てて電気をつけてみると、大きなムカデがすごい速さで逃げている所でした。

 

こんなデカイ奴を逃したら寝るに寝れなくなるので殺虫スプレーをかけまくる。

 

ゴキ用のスプレーしかないけどしかたない。

とにかくシューシューとスプレーしまくる。

 

なかなか倒せなかったムカデも、至近距離の殺虫スプレー攻撃には勝てなかったのか最終的に倒すことができた。

 

倒れる瞬間に「メキメキメキ…」みたいな物音を立ててくるのがすごく怖かったけど…。

 

ムカデに這われた腕が地味に痛痒いしほんのりと赤くなっていたので、メキメキいってるムカデはひとまず放置。

 

対処法をネット検索したら「這われた患部は洗って熱いタオルで患部を温めて毒を無毒化しろ」みたいな事を書いてあったので、キレイキレイで洗って温タオルで患部を温めておきました。

 

(温めてたほうがいい場合と冷やした方がいい場合があるみたいなので、症状や状態に合わせて要・検索です…!)

 

そして倒したムカデを処理して、やっと寝れる…ってなった時に目が冴えて寝られなくなっていることに気づいた。

 

時刻は午前3時前。

 

今からずっと起床時刻まで起きておくのはお化けとか出そうだしなんか怖いし嫌だ。

 

かといって、ムカデとの奮闘でアドレナリンとか噴出したのか眠気は一向に来ない。

 

…とにかくさっさと寝たい!!

 

仕方がないので布団に入ってみるものの、脳内はムカデの事で頭がいっぱい。

 

「…ダメだ!寝れん!!」

 

寝たいのに眠れない時って本当に困る。

 

イライラしても仕方ない…どうせムカデの事で頭が一杯なら、もう寝るのはあきらめて脳内で擬人化して楽しむことにした。

 

脳内で私好みどストライクの顔立ち・髪型・身体つきの男性を生成。

 

名前は「百足 大人」にしてみる。

 

…さあ、百足くんよ!来い!!

 

 

百足:「お前の左腕があまりに美味しそうだったから…我慢できなかったんだ。(悲しげな顔)」

 

百足:「オレが触れたらお前は傷ついちまうって分かってるのに、もう自分を止められなくて…。」

 

百足:「お前の事が好きすぎて…触れるだけじゃ足りない、噛みつきたいくらいさ。」

 

…うひょーーーーーーーーーー!!!

 

こんなん睡眠とか明日の予定とかどうでもええわ!

百足くん最高過ぎ!!!!!

 

…あれ?でも私さっき、百足くんを…この手で…ころ…

 

 

………。

 

 

その後素に戻った私は、ムカデの事とかも一切頭の中に出て来ずにグッスリと眠ることができたのでした。

良いものは使わずとっておいてしまう妙な癖。

なんとなくボーッとしていてふと思いました。

 

「そういや私の服、1度も着てないヤツ結構あるけど着れるのかな?」

 

20代の頃にデザインに惚れて購入して、家に帰って「うおおおお可愛いではないか!!」とテンション爆アゲしたのはいいけれど、そのまま着用することなくしまったままのワンピース…。

 

「ギャルのような格好をしてみよう。」と周りの迷惑(逆セクハラ的な…。)を顧みることなく購入したマイクロ過ぎる丈だけれど、すごくかっこいいデニムスカート…。

 

現在の自分のスリーサイズも分かっていないのに、過去に自分で適当に計測した数値を元にランジェリーショップに行って下着類を物色していたら店員さんが来ていろんなアドバイスや試着を薦めてくれ始めたので、焦りと恥ずかしさで試着することもなく雑に購入してしまったけどキラキラおしゃれな下着類…。

 

そんな1度も着ていない服や下着を片っ端から引っ張り出して並べていくと結構たくさんあった。

 

「この服もその服もめっちゃ気に入って購入したはずなのになんで1度も着ずにしまったままにしてしまうんだろう?」

 

不思議に思いながら試着をしていった。

 

体型に関しては目を見張るような発達(主に胸)は無く、ずーっと現状維持が続いているので、幸か不幸かサイズ的に着られなくなっている服は無かった。

 

しかし「この年齢でコレはアカンやろ」状態になっている服が大半で、購入当時は「これめっちゃ好みどストライク過ぎー!!買う買うー!!」とヒャッホウなテンションでゲットした服が、今鏡の前で合わせてみると微塵もしっくり来なくなっていた。

 

それどころか、見ているだけであんなにテンションのあがった服を着ているはずなのにいたたまれないというか、なんとも言えない居心地の悪さにも似たネガティブな気分がこみ上げてきて即・試着終了が続く。

 

まれに「ほぉ、これはまあイケるな!」と思える服が出現するものの、大半がアウトとなり古着回収の袋に収納されていきました…。

 

しかし、ものすごくお気に入りだった服は古着回収の袋に入れるのも惜しくて、持っておこうかどうしようかと最後まで凄く悩んだのですが、この服が映えたであろう20代にすら1回も着たことないのに今後着るわけが無いしなぁ…運が良ければ他の誰かの手に渡って着てもらえるかも?と思って手放す決断をすることができました。

 

服の要・不要の判断は終わったので続いては下着…。

片っ端から着用したのですが「痛い!」「苦しい!」「サイズ合ってない!」の連発で9割がアウトというすさまじい結果になりました。

ちなみに「サイズが合ってない」というのは成長したという意味ではなく悲しい方の意味なので何も言わずに察して頂けるとありがたいです…。

 

その部位は学生時代から1mmたりともサイズの変化を感じることなく生きてきたので、おそらく購入の時点でサイズ選択を誤っていたのでしょう。

 

残念ながらほとんどを捨てることになってしまいましたが、1セット1000円は軽く超えてくる下着類…何故もっときちんと考えて試着をして万全の状態で購入をすることができなかったのだ過去の自分よ…。

 

お店に入って「下着ってやたら高いから、お店の中で1番安いセットの中で選ぼう。」と、1番に値段のことを考えて最安値の上下セットコーナーを探し出し、その中で色やデザインなどの好みに合うものを選んでいくというやり方で選んで購入などという愚かな選び方をしているからこんなことになってしまうのだ。

 

しかもなかなかキラキラしていて綺麗だからとかもったいないからといって、これまた1度も着用すること無く丁寧にしまいこんで。

 

いざ着用するべき時に着てみたらサイズ合ってないもんだから「こりゃあなんかの修行か?」と思うくらい地味に痛い思いをして。

 

そんで「オシャレ下着は痛いもーん」とか言って、普段はGUで購入したブラキャミとか着てるもんだから本当に意味が無い。

 

結局、服も下着も結構な量が着用されぬままサヨナラされるという結果になりましたが、着ることなく収納されっぱなしの服の法則が見えてきました。

 

①手入れがめんどうくさい。(繊細なレースや痛みやすい素材とか手洗い推奨なやつ。)

②付いているものが取れそう。(スタッズやパールやキラキラしたやつとか。)

③気に入りすぎて大切にとっておきたい。(着用したら痛んじゃう…!)

④ノリで購入してしまった。(田舎で着て歩いたら浮く…。)

⑤何も考えず焦って買った。(ヤバイ…店員さんが商品をゴリ押ししてくる!)

 

まあ大半が③の「大切にとっておきたい」でしたけど、最終的に1度も着用せずに手放してしまうのなら本当の意味で大切にしているとは言いがたいな…と今は思います。

 

よく考えたら服類だけじゃなくて文房具やコスメなんかも未開封で保存しっぱなしだったりするし、貰ったプレゼントだってもったいなくて開封すらしないまましばらく展示してみたり、車でも洗車してピカピカになったらホコリが付くのが嫌でしばらく出かけたくなくなるし…本当になんなんだこの変な貧乏性みたいな癖は。

 

「自分の元から離れたり無くなったり減っていったりするのが嫌!」っていう妙な執着みたいな。

…ヤバい、書いてて「自分て ちっちぇえなー!」って思えてきた…。

 

話題の断捨離みたいな徹底的な事はしてませんが、ひとまず私の服類はガシガシと使いまくってローテーションしまくれる「実用性重視」な物ばかりになりました。

 

たまには収納している服を探って、1度も着ていない値札付きっぱなしの服や大切に保存してある服などを着てみるのも良い経験になるなあと実感しました。

 

私が「大切だから…」「いいものだから…」「気にってるから…」「もったいないから…」などと思って保存している服類、確かに服自体は痛んでないし綺麗なままだけど、着用して映える「賞味期限」みたいなものは着々と期限切れしていっていたみたいです。ていうかほぼ期限切れでした。悲しい。

 

今後はお気に入りの服を購入したら「もったいない」とか言って貧乏性を丸出しにしないで、どんどん着用してその服が似合っているうちにいっぱい楽しんでいける自分になりたいなと思います。

 

そして値札ばかりに気をとられずに、ちゃんと自分に合っているものを選んでいける人間に生まれ変わって生きたいです。

お盆にはご先祖様が姿を変えて帰ってくる…?

私がまだ学生だった時に母方の祖父がなくなった。

葬儀に参列した私はなぜか骨を拾う場所まで引きずりこまれてその儀式を終え、なんとも言えない衝撃と悲しさと斎場の人の「焼きあがりました」というパンでも焼いてきたかのような一言に誰もツッコまない現実が心の中で渦を巻いてモヤモヤしたまま祖父の家に戻った記憶がある。

 

「人がしぬというのはこういうことなんだ…。」

 

ゴリラみたいな顔して無愛想な見た目をしているけど、孫である私をとても可愛がってくれて大好きだった祖父があまりにもあっさりといなくなった。

あまりにあっさりしすぎていて、まだどこかにいるんじゃないか?さっき拾った骨はずいぶんとゴツかったし熊かなんかじゃないのか?信じられない気持ちで一杯だった。

 

縁側で祖母が出してくれたなみなみと注がれた麦茶を飲みながらそんなことを考えていると、見たこと無いくらい大きなオニヤンマが私や他の親戚達が休んでいる部屋に入り込んできた。

 

「でっかい…。」

 

ぼんやりとオニヤンマを眺めていると親戚の誰かが「でっけえオニヤンマじゃのう、こりゃあ祖父がみんなの様子を見に帰ってきたんじゃろう。」と言った。

 

どうやら亡くなった人の葬式や法事・お盆などをしていると昆虫などが部屋に侵入してくることがよくあるらしくて、真偽の程は定かではないけど「亡くなった人が姿を変えてみんなの様子を見に来たり挨拶しに来たりする。」という考え方があるらしい。

 

「じゃあこのオニヤンマはじいちゃんかもしれないのか…。」

 

なかなか部屋を出て行かずにみんなの頭の上をグルグル回遊し続けるオニヤンマ

「ここから…まさかの奇跡的な展開が…!!」みたいなことは一切起きずに、ある程度したら縁側の空いてる窓からシャッと出て外に帰っていきました。

 

マンガとかでは効果音が鳴って煙が出て、オニヤンマが祖父の姿に変身…とかあるんだろうけどやっぱり現実は現実なんだな…でも「…ほんとに祖父がさいごに会いに来てくれたのかも?」とか、青空に消えていくオニヤンマの後姿を見ながら色々と考えた…そんな懐かしい思い出。

 

…私は今、訳あって離れたところに暮らしているから祖父のお墓参りどころか実家のお墓参りも行けないなあと「お盆のラッシュが始まります。」って言い出したテレビアナウンサーを見ながら思っていたのだけど、今朝玄関から出たらあの時と同じくらいでっかいオニヤンマが結構長い時間私の周りを飛んでいるから「もしかして…おじいちゃんが会いに来てくれたのかな?」とか勝手に思ってしまいました。

 

お盆には手を合わせに行けないけど、いつかお参りできる状況になったら手を合わせに行くよ。おじいちゃん…今は行けないんだごめん、本当にごめんね。

 

お盆には気持ちだけでも、祖父のお墓のある方角に手を合わせたいと思います。