ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充な人になるべく、地味系31才女頑張る。

会話能力の無い人間が何を考えてどう会話しているか、その一例を包み隠さずあけっぴろげに書いてみる。

現在送っている生活では、あまり初対面の人と会話をする機会がないのでかなり助かっているのだが、それでも出先でふと会話イベントに巻き込まれることがある。

 

●会話は続けないといけない。相手に不快感を与えないように細心の注意を払う。

●喋り上手が聞き上手かのどちらかにならないといけない。

●とりあえず笑顔で相槌を打っておけばまあ大体なんとかなる。

↑会話については大体こんなイメージ。

 

会話イベントが発生すると、私は大体満面の笑みを作り出して軽い挨拶をする。

そして相手から振ってくれる話題に2、3回ほど相槌を打てば「それじゃあまたね♪」みたいな流れになって、こちらから無理やり話題をひねり出して提供しなくても、お互いになんとなく良い印象で会話イベントを終わらせることが出来る。(…と、勝手に思っている。)

 

しかしまれにトークのうまい人やとにかく喋りたい人と当たった時は、なかなか「それじゃまたね♪」の展開にならない。

どんどこあふれ出してくる相手の話題、うなずいているだけではマズいなと思うような話の展開の仕方、気の利いた返事をしないと!なんとかこっちからも盛り上げないとなんかヤバイ!…という焦りとテンパり。

 

死に物狂いで何とか会話をつなぎきってその場を成立させて、やっと「それじゃあまたね♪」へ続く流れが見えてきて「やっと…やっと解放される、もうほんとに無理…!」とか思いながらも、やっと会話が終わるかもという「見えてきた解放」にテンションが上がってこちらが最後の元気を振り絞って会話を終わらせる方向に持っていこうとしたら、何故か相手もテンションが上がって会話が終わるどころかさらにパワーアップして会話がさらに広がって続いていく…。

 

もう精神的に削れきって「もう…マジ無理っす…。」状態なのに強制的に肉体を鼓舞して何とか会話イベントを成立させて、何とか「それじゃまたね♪」という流れに持って行き無事に会話イベント終了…。

 

「またねぇ♪」と上機嫌で手を振る相手に私もニコニコと手を振って相手を見送り、1人になった瞬間にあふれ出すでっかいため息。

そしてしばらくするとLINEでさっきの相手から「また話そうねぇ♪」とかわいらしい表情の顔文字が送られてきて静かにやつれる私…。

 

会話自体は好きだし楽しい。どちらかと言えば自分が中心で話すよりも、数人居て話が盛り上がっているのを見ているのが楽だし楽しい。

自分が中心になって話すと言っても平凡にひっそり生きている私にそんな面白い話題もないし、何よりオチも大して無い私の話なんかを貴重な時間を割いて私に会話をしてくれている人に聞かせるというのもなんだか遠慮してしまう。

 

また、インターネット上で仕入れてしまった「独身は自由すぎてむかつく」「既婚は自慢たらしい」「男は女の会話が疲れる」「女は話すのが好きだから聞いてあげないといけない」…などなど、さまざまな立場や性質などの情報を考えてしまい、「この人にあの話は振っちゃいけない…。」「コレを言うと傷つけてしまうのかも…。」などと、自分で自分を自主規制してしまって、当たり障りの無い話をするくらいしか出来ないのである。

 

「そうは言っても…会話ひとつでこんなに疲れるししんどいんじゃリア充なんて夢のまた夢じゃん…。普通に生きるのすら大変じゃん…私。」

 

このままではさすがにマズイ。

というわけで今の自分の喋り方を振り返ると、疲れる原因と思しき物に行き着いた。

 

私の会話と言えば、相手が遠くから歩いて来ているのを確認した瞬間に仏頂面を崩してできうる限り全身全霊で満面の笑みをつくり元気にこちらから挨拶をする。

挨拶をしたら大体相手が挨拶を返しながら話題を提供してくれるので、張子の虎なのかと言うくらい「うんうん」とうなずいて「貴方の話を聞いていますよ」感を演出。

その間も笑顔は崩さず、会話内容によっては驚いてみたり悲しんでみたりと表情を変えまくるが基本は満面の笑顔。


時折本で読んだ「オウム返し(相手の話を繰り返し口に出してみるやつ)」なども駆使してとにかく短期決戦で会話を盛り上げて程よいところで会話を終わらせて「私のボロが出る前になんとか良い印象でサヨナラする。」ところまでとにかく笑顔で持っていく。

相手もそこそこ会話できて満足、こちらも楽しんで満足で終わる。

…が、なぜか私は非常に激しい疲労感に襲われて大きなため息が出る。

 

以上が大体の私の会話の流れであり、そしてこの流れの中に原因らしき物があったのだ。

その原因らしき物の名前はなんと「笑顔」である。

 

試しに満面の笑みを作って口角を限界まで上げた状態で「うん!うん!!」と相槌打ちながら呼吸をしてみて欲しい。口からはまず酸素が入ってこないし入ってきたとしても前歯の隙間から隙間風程度にしか入ってこない。

 

となると鼻から吸引される酸素のみが命綱となるわけだが、会話をしていると一定のリズムで呼吸することがなかなか難しくて鼻からの酸素も気まぐれな供給となる。

 

つまり、私の会話疲れの原因は「酸欠」にあったのではないか?…と仮定できる。

会話後の大きなため息も酸欠により起こっていたのではないか…?

 

…「笑顔のパワーは凄い」というのはよく耳にしてきたが、まさか自分自身を危機に陥れる程のパワーが秘められていたとは思わなかった…!実に恐ろしい!!

 

笑顔の恐ろしさが身をもって体感できたので、口角を限界まで上げて会話をするのはやめて、今後は程ほどの微笑でやさしい雰囲気を演出する方向にシフトしていこうと思うし、会話中でもきちんと酸素の吸引も心がけていきたい。

そして会話が疲れるというのには他にも原因があるかもしれないので、今後も検証と実践を繰り返しながら少しでも会話疲れを解消していけたらいいなと思う。