私の家は田舎にあり、一番近いコーヒーチェーン店は車で４０分以上走ったところにあるスタ〇バックス。
遠い。遠いけど取り合えずこれが最寄りである。
そしてそんな具合であるから、いつも「コーヒーチェーン店の福袋」を購入した際には、ドリンクチケットの消費に四苦八苦するのである。
コーヒー豆目当てに購入した福袋。
大体中には５～８枚くらいのドリンクチケットが入っている。
使用期限はおよそ半年。
つまり６カ月以内に５～８枚のチケットを使い切らなくてはならない。
これの何が問題なのか？…と、街にすぐ出られる環境の方は不思議に思うだろう。
しかし我々は先ほど申し上げた通りの田舎民。
コーヒーチェーン店が入っているようなショッピングモールがある場所には、月に１回行くか・行かないかなのである。
もちろん「わざわざコーヒーチェーン店をめがけて行く」ならば問題はないのだろうが、わざわざドリンクチケットを使うために車を往復８０分以上走らせて、それを５～８回行うというのは果たして割に合っているのだろうか。
以前の「カフェ狂い真っ最中」の私であれば全く問題なくドリンクチケットを使い切ることができたのだろうが、お家カフェの楽しみとラクさを覚え・無駄な買い物ををすることに疑問を抱くようになった今の私にはドリンクチケットを使い切ることは難しいことであり、実際コーヒーチェーン店の夏の福袋に入っていたドリンクチケットは最終的に２枚一気に使ったりしていた。（もちろん私一人で２杯のトールサイズのコーヒーを飲み切った）
飲みたいわけでも無いのに、使用期限が近いからチケットを使い切るために飲むコーヒー…実にもったいない使い方だと思うし２杯目になるとお腹がチャプチャプして美味しさを味わっている余裕もない。
コーヒーを家族に買って帰ってあげればいいじゃないとおもうだろうが、コロナ禍で「マイボトルへの提供はストップしてます」とかコーヒーチェーン店のお知らせに書いてあった時もあったし、今はもう大丈夫だとしても店員さん的には他人のマイボトルとか触りたくないんじゃないかなと思って何となくマイボトルは使わないようにしているので、必然的にカップで購入することになる。
すると、カップで購入したコーヒーはみるみるうちに温度が下がり・風味が変わり…自宅に到着するころには「ヒンヤリした茶色いコーヒーのような悲しい液体」になり果ててしまうのだ。
コーヒーはやっぱり「淹れたてホヤホヤ」がおいしい！
つまり、家にはるばるテイクアウトする選択肢は「無し」なのである。
私の頭を悩ませるドリンクチケット。
仲のいい友達がいれば全然普通に差し上げるところだが、私は友達が少ないうえ何故か皆コーヒーが苦手だ。紅茶や抹茶なども選べるとはいえ、そもそもコーヒーチェーン店にもあまり行かない人ばかりなので差し上げる選択肢も「無し」。
自分が何回もコーヒーチェーン店に通うのも…ほかにも用事があれば可能であるが基本的にチケット１枚使いたいがためにわざわざ車を走らせるほうがしんどいので自分がコーヒーチェーン店に通うという選択肢も「無し」。
メルカリに出品するのも面倒だから「無し」。
夫と行けばもちろんドリンクチケットを使うけど、基本的に夫と行動するときにコーヒーチェーン店に寄ることが無い。
ああ、確かにお得だとは思うけれど。
どうして福袋にはとにかくドリンクチケットが入ってくるの？
身の回りにコーヒーチェーン店があって、新商品があったらその日にサクッと買えて、ＳＮＳに写真をアップロードしながらオシャレに楽しめる環境の人ばかりじゃないのよ。
イノシシが出て・カラスがガーガー鳴いて・畑は害獣に掘られまくって。
そんな田舎から、ガッタガタの舗装でデコボコしてる道路を、対向車を道ギリギリでかわしながら頑張って街に繰り出す人間もいるの。
はあ…。ドリンクチケット無しにして、他のコーヒー豆とか入れた「カフェに通えない人バージョン」も作ってくれないかなあ…。
…話は変わるけど２０２１年福袋の「タリーズ」から出てる「一万円」福袋が凄くほしいです。限定のコーヒー豆入ってるし、コーヒーミルとかついてくるし、はあああああ買いたい…！！しかも３種類はコーヒー「豆」の状態らしい！最高！！
だけど、だけどこれドリンクチケット２０枚もついてくるぅぅぅぅ無理ぃぃぃコレ使い切るの無理ぃぃぃ！！なんでこんなにいっぱいチケットつけたのタリーズさあああん…田舎民には無理だよコレぇ…。
…はああぁ。
かなりほしいけど使い切れる自信が無い福袋。
店頭予約しようかやめておこうか、もうちょっとじっくり考えたいと思います。
