スーパーで食材を調達した。
レジでお会計。合計金額は2567円。
私のよく行くスーパーは、店員さんが商品をレジに通してくれて合計金額を出した後に、お会計マシンに移動してそこで会計を済ませる「半セルフ」と呼ぶらしい形式のレジを採用している。
私も、合計金額をお支払いするべくお会計マシンに移動。
お財布の中から素早く2000円を取り出して、お会計マシンのお札投入口にそっと入れる。
すぐに吸い込まれる2000円と、画面に表示される「投入金額」。
あとは小銭で567円を入れよう。
続いて財布の小銭入れを見ると、ずっしりと小銭が入っている割には567円ギリギリくらいと思われる小銭がジャラジャラと並んでいる。
しかし100円玉かと思っていた硬貨が50円だったりするし、実質この小銭たちは合計で何円あるのか良く分からない。
小銭をちゃんと使いたい、できれば財布をスッキリさせたい。重たいし。
時間をかけてでもちゃんと硬貨を使って支払いをしようか。
ふと脳裏にネガティブな場面が浮かんだ。
「もしも、時間をかけて小銭を取り出した挙句に567円に足りなかったら?」
「よく使うスーパーだし、モタモタしてて店員さんに嫌われたら?」
店員さんを一瞬横目でチラリと見たら、めちゃめちゃこちらを見てた。
お会計終わった後に「ありがとうございました」っていつも言ってくれるから多分挨拶待ち…なのか???いや、待てよ「会計すんの遅ぇなコイツ」って思っているかも…だってネットに「店員の声」としてそういうネガティブな情報いっぱいあったじゃん。
待って!?まだお会計マシンの前に立ってからまだ1分も経ってないと思うけど…いやそれは私がそう思っているだけでもしかしたら5分くらい経ってるかも…!!?
一気に訳が分からなくなった。
そしてとりあえずもう1000円入れてお会計を終わらせよう…と思ったら出てきたのが5000円。
どうやら1000円札は我が財布の中に無いらしい。
つまりこの状況から素早くお会計を終わらせるには、秒速で567円の硬貨を財布から取り出すか今手に持っている5000円札をお会計マシンに投入するしかない。
最初に何も考えずに2000円をお会計マシンに突っ込んだから、そこからさらに5000円札をお会計マシンに投入したら店員さんに変に思われるかもしれない。
だけど…硬貨を567円分探し出してお会計マシンに入れて行くのは…「めんどくせぇ!」
…私はお会計マシンに5000円札を投入し、お会計を完了させることを選びました。
購入した食料たちをマイバッグに詰め込みながら今回の行動を反省。
なんであんな、後ろに人が並んでるわけでも無い・店員さんも早朝でのんびり落ち着いてて談笑したりしているような状況であんなに焦ってしまったのか。
・店員さんに良く見られたかった・ノロノロして迷惑かけたくなかった。
・財布の中身を把握しておらず、さらに思ったよりも会計しづらい紙幣と硬貨が財布の中に入っていたので驚いてしまった。
…確かにそれも大きい理由ではあるけれど。
・お会計中も「早く!お金をいれるのです!!」と言わんばかりに、ひたすらブザーを鳴らしたり光ったりするせっかちなお会計マシンのテンションにつられて焦ってしまった。
…これも結構大きいような気がする。
お会計マシン、結構せっかちじゃないですか?
お会計終わって、お釣りを取り出して財布に入れてる最中にレシート吐き出しながらブザー鳴らして「お忘れ物!!お客さん!!」ってやってきたりしますもん。
ちょっ…待てよ!!まだこっちは財布の中に小銭入れてんだよ!!落ち着けよお前!!!…みたいな。
あー、でも何よりも「小銭で支払いすんのめんどくせえ」って思っている自分が一番悪いかも。
これだけ電子マネーが流行る前は、もうちょっと上手に小銭の支払いをやっていた気がするんですけど…電子マネーでパパッとお支払いが済んでお釣りの受け取りも不要な現状に慣れてきちゃうと…ねぇ。
小銭をお金として大切に扱う気持ちや、お会計の時に素早く「ピッタリの金額をお財布から取り出す能力」が退化している気がします。
以前のお財布と比べて、今は明らかに小銭入れがジャラジャラしているし。
そういえば「自分の持っている電子マネーじゃお買い物できないお店」にもちょこちょこ行く上に「硬貨で支払うのがめんどくさい」と紙幣でお会計を終わらせることも多くなっているなあ。
以前インターネットで「お会計マシンに小銭をありったけジャラジャラ投入した後に不足分の紙幣を入れればお釣りが戻ってくるだけだからお財布がスッキリするよ」というのを見たこともあるのですがその情報にも賛否あったし、以前硬貨を投入していただけなのにATMが壊れて謎扉の奥から銀行員の方がすっ飛んできたというトラウマを持つ私にはできない…また何かのマシンを壊したら…怖い、怖いよ…。
紙幣も硬貨も大切なお金ということを今一度きちんと理解して、どちらも大切に使いこなしていける自分でいたいなあと思います。