ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

女友達の言う「なんか楽しいこと無いの?」は楽しい話なんざ求めてない疑惑。

知人と遊ぶ、同僚と遊ぶ、友人と遊ぶ…基本どこで遊んでも聞き役な私。

 

トークがうまくないのは分かってるし変なところでしゃべりを噛むし活舌も悪いしそもそも声が低くて通らないから「え!?え!?なに!!?」って聞き返されることも多くてどっちかというとあまりしゃべりたくない。

 

私が喋ってると話も支離滅裂になるし、思考も結構飛びまくる方だしオチも無い。

大阪の人相手に喋ろうものなら「オチが無い!」ってぶん殴られるんじゃなかろうか。

 

そんなわけで「うん、へえ、そうなんだ、すごいなあ。」を駆使して相手の話を引き出し続け、その引き出しが空になりつくすまで喋り続けてもらったほうが助かるしありがたい。

複数の人間で集まってるなら出来るだけ隅っこに行きたい。場の雰囲気は壊さないしにこやかに対応するし相槌だって打つから。頼むから隅っこでウーロン茶飲ませて。

 

…そんな人間性だからか大体の集まりは喋りたい人や喋りがうまい人がひたすらしゃべり続けてくれるのだが、私が喋らなさすぎるのか時折「マナはなんか楽しいこと無いの?」と喋りのバトンをぶん投げてくる人が居る。

 

「…へぇ!!?」

 

思わず時代劇に出てくる農民みたいな声が出る。同時にドッと汗が出る。

脳内は一気にフル回転モードになり「タノシイコトタノシイコトサイキンアッタタノシイコト…」と考えるがそんないきなり話を振られても何にも出てこないしそもそも焦りすぎて出てくるものも出てこない。

 

まさか自分に順番を回してくると思わなかった。

場にいる全員が無言でこっちを見て「お前たまにしか喋らないし、もちろん何か面白いことを言うんだろうな?」って顔してる。そうにしか見えない。

 

「あ…あぁ…そういえば!最近コンビニの〇〇を食べたらおいしかったよ!コンビニって最近色んなスイーツ売っててしかも本格的だし美味しい!!」

 

…あれ?みんな「あ、うん。」って顔してる。

個人的にコンビニは楽しいしスイーツ食べるのも楽しいんだよ!!こっちにとってはご馳走なんだよ!!あくまで「私にとって」の楽しい話なんだからいいじゃん!!

だからそんなつまらなそうな顔するのはおやめになっていただけませんでしょうか!!?

 

だーから喋りたくないんだよ!私の話なんて大体しょーもないのに、私が喋ると急に場がシーンとして、楽し気に違う話をしてた友人まで喋るの止めて私の話を聞こうとするのが結構あるし、平気な振りしてるだけで内心めちゃめちゃ傷ついてるからな!!?

新手のいじめかと思って若干トラウマなんだからな!!?

「珍しい奴が喋るからみんな気になるんだろうな」ってことで無理やり自分を納得させて精神を保ってるけど、ほんとはガラスの少年時代の破片が胸へと突き刺さりすぎて瀕死なんだからな!!

 

あーほんとに自分のトーク力の無さがつらい…。これでも本を読んだりネット検索したりして会話については勉強してるつもりだし食べ物の話は人類共通で通用して盛り上がりやすいっていうじゃん?でも話速攻で終わったよ!?通用してないんだけど!!?

 

こんな感じで度々投げてもらった「喋りのバトン」を次の人に投げることすらできずに明後日の方向にぶん投げる私。良く分からない方向に消えたバトン。

そして喋りのうまい人がなんとか次のバトンを用意してくれてしんだ場の空気を復活させてくれる…。

 

これじゃまずい、せめて人にバトンを渡そう…と思い「話のバトン」がこっちに来たら「うーん私は面白い話とかあまりないなぁ毎日普通だし。あ、〇〇ちゃんは面白い話ある?」とそっとバトンを手渡すようにしてみました。なんて無難。

 

私には人との関りが向いてないんじゃないかな…と絶望しかけたころにまた集まりが。

ちょうど夫と喧嘩したりしてる時期でストレスがたまっていた事もあり、飛んできた「喋りのバトン」を受けて「…実は夫と喧嘩したりして疲れてる。」みたいなことを喋ってしまいました。

 

「やべぇ、こんな集まりの時に暗い話してしまった…!また場の空気が悪くなる…!」

 

焦って周りを見るとみんな目を輝かせていて「え!!?マジで!?原因は!!?」と目の玉がキラッキラしていました。なにその輝き、今まで見たこと無いんだけど。

「えー、大変だなぁ」と引き気味の友人もいるものの、特に現在恋愛で悩んでる友人が超嬉しそうであれこれ聞いてきます。

 

「…初めてちゃんと興味を持たれた気がする。」

 

自分が喋る側に立つことが出来た上に自分の会話に興味を持たれた事がうれしい気持ちが半分、自分がネガティブな状態であることが物凄く喜ばれている事への複雑さが半分。

 

どうやら「失敗や喧嘩、嫌な思いなどのネガティブな話」をすると大喜びしてくれる人と「うわぁ、大変そう…無理すんなよ」と心底心配してくれる人が居るみたいです。

まぁ心配しながらも心の底ではニタニタしている可能性も否めませんが、心の底は分からないので心配してくれているものとします。

 

 友達の言う「なんか楽しいこと無いの?」は私にとって楽しいことなどでは無く「なんかゴシップないの?」って意味なんだろうか。

でも、私が辛くて本当にしんどいことを話したときに嬉しそうな顔をする人間を「友達」って呼んでいいものなのだろうか。

TOKIOの歌で「お前が消えて喜ぶものに お前のオールを任せるな」っていう歌あった気がするけど、この「友人」と私が勝手に呼んでいる人間は私が消えて喜ぶ者なのだろうか…友人を信じるべきか己を信じるべきか。

 

信じる者は救われる?正直者は馬鹿を見る?どっちが本当だ?

 

良く分からなくなってきたけど「なんか楽しいこと無いの?」に対しては良い回答が浮かばない。

だけど、下手にプライベートな情報を入れずになんか面白く切り返していけたらいいなあと思う今日この頃です。