とても便利なスマートフォン。アプリで漫画を読むこともできます。
ある日インターネットで色々と検索していたらふと目にした「大腸炎の闘病漫画」からGANMAという漫画アプリの存在を知りスマートフォンにインストール。
広告視聴で作者の方を微力でも応援できると知ったので、1日3回まで見られる広告を見ながら漫画を楽しんでいたのです。
そんなある日、広告的なページで目にした「 山田くんとLv999の恋をする」という漫画が…とても…精神に優しくてすごく良い…!!
恋愛系の物語って、やたらネチネチした展開が入っていたり年齢をどこか小馬鹿にするような表現があったりやたらと相手男性のスペックが高すぎたり、女性の理想がギチギチに詰め込まれた濃厚かつありえなさすぎる展開だったりして…フィクションだと理解していても、どうしても私は感情移入しきれなくて。
そんな私でも「あらー!!こんな関係いいじゃなーい!!」って、オバちゃんみたいなテンションで応援できちゃう漫画。それが「山田くんとLv999の恋をする」です。
いや、正直な話。
最初1話目から読み進めていったときに「うわ、こんなオンナ、私は無理…」ってちょっと離脱しかけたんですね。なんか距離感が近すぎる人っていうかなんていうか…それが今では「ああ…私もこんな可愛げのある女性になりたかったなあ」って。
無表情で感情死んでる系男子(言い過ぎ?)が少しずつ変わっていく様子も、見ていて「うわああああー!!それってどういうことー!!?その表情って何ー!!?」ってなって、枕に顔をうずめてバタバタしたくなる事も多くて。
10月1日に配信された「第40話 明日 朝起きたら」を読んだ日はもう一日テンションが高くて元気に過ごすことが出来ましたよ、もはや私の生きる活力に近い。
はあ…これが世にいう「尊い」ってやつなのか。
今まで生きてきて初めてかもしれないわ、この感情。
年を重ねるにつれて「キュン」ときたり「尊く」なったりする機会って本当になくなりますからね。
キュンとくるよりも先に「こんなのまずありえないだろ」みたいな「思考が先にきちゃって」「物語を楽しむ気をすごい勢いでそぎ落としていく」みたいな。
これが「大人になる」ってことなのか、それとも「私がひねくれている」だけなのかはわからないけど…こんな状態の私に「キュン」や「尊さ」を補充してくれているスゴイ漫画です。マジで。
あと、この漫画は「さらりと読める」「絵柄もかわいらしい」「出てくる主要キャラクターたちが皆いい人」「嫌な気分になるような鬱展開が無い」「ひたすら尊い」「何もかもが尊い」「尊いしか言えない」なので、まだ未読かつ「精神に優しい物語」をお求めの方はぜひとも読んでみてはいかがでしょうか。
私と一緒に「お気に入りのシーンをアプリで何回も読み返してニタニタ」しましょう。
どうやら単行本も2巻まで出てるらしいので、私は書店に探しに行ってみようとおもっています。