ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

マスクを買うためにドラックストア前で早朝スタンバイしてる人。

私はスーパーへ行かなければならぬ。

なぜなら米が無くなりそうだから。

 

しかしこの殺伐とした状況。

人が多い時間にスーパーへ行き、10キロの米を一袋担いで店内をうろついていたら「あ!あいつ米買い占めてる!」なんて言われるかもしれない。

 

「違う!これは買い占めじゃなくて普通に米が無くなりそうだから買ってるだけなんです!!」

 

普通に弁解して我が家の台所の白米在庫を伝えたところで、相手が悪かったら理解してもらえないかもしれない。想像するだけで恐ろしい。

 

ウイルスが流行ってからと言うもの、お店の棚からマスクが消え・トイレットペーパー類が消え・除菌グッズが消え・地域によっては米パスタ冷凍食品などが消えた。

 

そして現在、私の住む田舎はマスクと除菌グッズ以外は大体の物流が復活した。米も一瞬消えたけど今はどのお店にもしっかりと在庫がある。

 

…でも、なんだか買いづらーーーい!!

米がなくなるから買わなきゃと思ったその当日に、全国への緊急事態宣言でちゃったんだものー!

他のお客さんや店員さんに「あ、こいつ米買ってる…買い占めかな?」なんて思われたくないよー!

 

 

ぜったい「コイツ、緊急事態宣言見て慌てて買い出し来たな?」としか思われないよきっとー!

 

…と言うわけで悩みに悩んだ結果、24時間営業のご近所スーパーへ朝早くにダッシュで行って・素早く米買って・超速で帰宅することに決定。

 

急いで支度を整え、朝の8時前にスーパーへ行って車を降りると、スーパーに隣接するドラックストアの前に人が2人ほどいました。

 

その人達は、通路に綺麗に1列に並び・どちらもゆったりとした椅子を持参で優雅に座り、必死で米を買って帰ろうと目を血走らせている私を「朝から何をそんなに焦っているのだ愚民め。」とでも言わんばかりの目で蔑むように見てきます。

 

彼らの目線が一瞬気にはなったものの、それどころではない私は急いでスーパーへ入ってお米をゲット。

慌ててたのがアホらしくなるくらい、いろんな種類・重量の米達が大量に積み上げてありました。

 

ついでに在庫がなくなりかけてる物たちをチョイチョイと調達。

女性のアイテムもついでに購入してレジへ。

 

まだ早朝なだけあってレジにはほぼ人がおらず開いてるレジは2つだけ。

どちらも会計中の人が1人ずついるだけだったので、早く終わりそうなお客さんの後ろに並ぶ。

 

あっという間に私の番になってお会計をしていると…私の後ろに若い男の人が並ぶ。

 

「ギィヤァァァァァー!なんでこんな、女性のアイテム購入したときに限って若いメンズーーー!?」

 

内心大慌てだし思わず女性のアイテムを隠したくなった。しかしアタフタすると逆にやましい気がしたので堂々としておいた。

 

「私はスーパーで生活用品を買ってるだけですので。」というオーラを全力で醸し出した。

 

やましいことは何も無い。私も人間であり女であるのだから。

 

そう、必要なものは必要なのだ。

 

 

…ぐああアアアーーーーーやっぱりイヤぁぁぁぁーーーーーーーーー横着してスーパーでこんなもん買うんじゃなかったぁぁぁぁーーーちゃんとドラックストアいけばよかったぁぁぁぁーーーーー!!!

 

 

後悔しても遅い。

私は内心グルグルクラクラしながらお会計を済ませたが何をどうしたのかあまり記憶がない。

しかしレジの人に止められたりはしてないので、無事にお会計を済ませたのだろう。

 

ちなみに私の後ろに並んだ若いメンズは飲み物を買っただけのようで、私がレジを後にして大急ぎで女性のアイテムを黒いビニールにおさめようとしている真横を颯爽と通っていった。

 

…やっぱりこういうものを調達するならドラックストアへ行くべきだったなあ。

米も買ってるし、買い占めに見られたりしてたらイヤだなあ。

 

1人被害妄想でクラクラしながら買ったものを袋詰めしつつ「…ま、まぁ店員さんも若いメンズさんもそんないちいち私のことなんて見てないよ!」と自分で自分を説得してスーパーを出た。

 

「…なんかすごい疲れたなあ。」

 

ゲッソリしながらスーパーを出て、ふととなりのドラッグストアを見ると、優雅に開店待ちをする人が5人に増えていた。

もちろん全員椅子を持っていて綺麗に一列に並んでいた。椅子用意当たり前とか、どんだけ開店待ちに手慣れてるんだよ。ドラッグストアの開店までまだ30分以上あるというのにすごいな。

 

そして5人全員がこっちをチラリと見た。相変わらずの蔑むような目線…しかし若いメンズに恥ずかしいところを見られた私はもう何も恐れるものは無かった。

 

米を担ぎ、黒いビニール袋を携えて彼らの前を堂々と歩いた。

 

「これが私の生き様じゃあオラァ!!」

 

堂々と車に戻り荷物を積み、運転席に乗ってミラーを見る。

顔は汗でテカテカになり・耳は真っ赤だった。

全然堂々とできてなかった。

多分、ゆっくりと挙動不審だっただけなんだろうな私。

 

少しのことで挙動不審になったり冷や汗かいたり周りが気になったり被害妄想が恐ろしく広がる私。

 

どれだけ周りの人に見られようと・人通りの多い通路に椅子を広げて座り、堂々とまるで王様のように我が道を貫くドラッグストアの開店待ちの人達。

 

 

あぁ、私に彼らのような強いメンタルがあったらこんなどうでも良いことでいちいちアタフタしなくて済むんだろうな。

 

行動の良し悪しは別として、彼らのように強いメンタルがかなり羨ましく思えた私なのでした。