ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する30代女のブログ(雑談大量!)

ド田舎の片隅で、主婦が自分の趣味や特技でキラキラ企業しようと寄り集まった結果を実際にこの目で見た時の話。

先日「子宮系の起業家さん」の話を取り扱ったらアクセス数が今まで見たことのない数字になっていてすごくビックリしました。すぐまた元の数字に戻ってましたけど。

 

こんな極小ブログでも気づかれるレベルで「子宮系」に反応される方が居るんだな…ファンの方なのかアンチの方なのかウォッチャーの方なのか、お金や心を奪われて苦しんでおられる方なのかは分からないけれど。

 

そんな事を考えていたら、そういえば過去に私もキラキラ企業しようと目論む主婦の会合に巻き込まれたことがあったなあと思い出したのでその時の事を綴ってみたいと思います。

 

 

平凡な日常を過ごしていたある日のこと。

その時私が所属していたグループに突然「絵を描いて心を癒すセラピーができる人」が混ざりこんできました。仮にAさんとします。

 

そのAさんは失礼ながら結構ふくよかで見た目からすでに気が強そうな方。

旦那様は会社勤め。子育てをしながら主婦業を営んでいる40代の方でした。

すごくニコニコしているし私みたいな人間にも気さくにどんどん話しかけてくれました…がどれだけニコニコしてくれてもめっちゃ怖そうなんか下手したら怒られそう。

私は何となく怖くて挨拶と最低限の世間話を交わしたり相槌を打ったりする程度しかできませんでした。

 

普通の生活を過ごしながら、時折混ざってくるAさんとはできるだけ当たり障りなく・ほどほどに挨拶する間柄を維持し続けていたのですが、ふいに周囲の人から「セラピーの資格を取りに行かない?」と誘われ始めました。

どうやら、私やそういう話に無関心な人間以外の人は「セミナー」「セラピー」「資格」「ヒーリング」「占い」みたいな話で大いに盛り上がっていた様子。

 

そして私が知らない間に、私が所属していたグループには「見たことも・聞いたこともない有名メイクアップアーティスト」やら「明らかに幸せそうじゃない、お顔が年齢以上に皺いっぱいのビューティー系マッサージ師」、「あまり自分の私情を相談したいとは思えない素人感まるだしの占い師」などの聞いたこともない資格・肩書を持っている方々がどんどんなだれ込んできてイキイキと活動を始めていました。

 

「私には霊やオーラが見える」とか「幸せになれるパワーストーン」とか「いい事が起こる おまじない」とか…私が小学校高学年から中学校のあたりで中二病に侵されてほざいていたような内容の会話を私より上の年齢の大人の女性たちが堂々と語り合っている様子は凄く不思議だったし、過去の自分の中二病を思い出さされて「やめろおおおおやめてくれええええ古傷がえぐられるううう苦しいいいいいいい!!!」と床を転げまわる勢いでマジ苦しかったです。

 

そんな感じで変わりゆく周囲ともほどほどに距離を取りつつ「謎の資格取得のお誘い」ものらりくらりとかわしながらも時折「みんな楽しそうだな…」と孤独を感じつつもみんなの話している内容にいまいち興味が持てなかったのでとりあえずマイペースに暮らしていたら、今度は「出店するから手伝いをしてくれないか」と言われ始めました。

 

どうやらAさんが所有している物件があり、そこへ仲間全員で商品や技術を持ち寄ってお店を作って商売をしよう!という話になったとのこと。

私は興味が無くて断りたかったけど頼んできた人が困っていて手伝いを断りづらかったのでずるずるとお手伝いをする羽目になってしまいました。

 

なんだかんだでAさんの所有している物件へお邪魔して、古ぼけて汚れている室内を掃除したり商品陳列用の棚を製作したりとばたばた忙しくしつつも「こんな小汚い場所で何をどうするつもりなんだろう」と思いながら観察していると、部屋の中の空間を分割して出店希望の人たちに割り当て、各自棚を置いたり商品を並べたり施術場所を作ったりして運営をしていく手法をとる様子。

 

しかも毎月2,000円~3,000円の賃料がかかるらしく、棚や道具類の設置や商品の用意などもすべて自腹、しかも売れた商品があったらこの物件まではるばる出向いて補充(ガソリン代なども自腹)…となると自分でお店を用意することを考えたらはるかに安上がりとはいえ、ちゃんと商品や技術が売れてくれないとかなりヤバそう。

 

というかこんなド田舎の人通りも無さそうな場所に出店したところで、お客さん来てくれるの?

 

どう経営していくのか不思議で仕方なかったのですが、私が設置を手伝った人のお店の商品は1か月に1つか2つくらいポチポチと売れて行っていました。

嬉しそうに「あっ!今月は2個売れた!!」って喜ばれても、賃料すら払えない大赤字じゃ意味が無いのでは…?

 

そうしてしばらくたつと商品は全く売れなくなり、Aさんの指示ですべてのお店の場所を入れ替えて「店内改装」を図ったり商品の陳列を変更したりさんざん工夫を重ねましたが商品の売れるペースは相変わらず。

それなのに誰もお店の出店をやめようとしません。

 

一体どうなっているのか詳細を聞いてみると、出店している場所はAさんとその取り巻きがたむろしている「たまり場」になっていて、時折売れる商品はAさんに気に入られようとした取り巻きたちがちょこちょこと購入をしているとのこと。

もちろん、関係者ではない一般のお客さんなんて誰一人入ってきてません。むしろ、ここがお店だと全く知られていない様子。

 

なるほど、内輪のみでグルグルと商品を買い合ったりセラピーを受け合ったりしてるわけね…。

 

私が出店を手伝った人も「全然興味が無いけどAさんの友人という人の占いセラピーを受けに行った」らしい。相手が自分の商品を買ってくれたという話をAさんに聞かされて、断ることができなかったみたい。

 

その頃はフェイスブック全盛期でAさんが呼び掛けたイベントには「嫌でも顔を出さないといけない」状況ができあがっていました。

出店する場所を皆に与えているAさんには誰も逆らうことができず、黙って毎月賃料を上納。時折Aさんの親類が連れてくる子供は室内を暴れまわり陳列している商品を落としてAさんの親類が鬼の形相で子供を怒鳴り上げたりすることも。

だけど誰も文句は言えない。怖いから。

 

もしも出店を取りやめるなんて言えば、表面上はニコニコ対応してくれていても後で何をどう言われて何をどうされるのか分かったもんじゃない恐ろしさがAさんにはありました。

 

商品がぽろぽろ売れても、施術を受けてくれても、それは全部身内が付き合いで・仕方なしにお金を出してくれているだけ。

 

一応お店だしAさんが目の前で見ているし、とりあえず何か買うか施術してもらうかしないとマズいと思った人たちが「とりあえず買い」してくれているだけ。

 

商品や技術をSNS越しに気持ちが悪いくらい絶賛してくれて「いいね!」がいつもより多くついてもそれはその時だけのもので後には全くつながらない。

 

以前ニュースで「ボスママ」という存在を報道しているのを見たことがあったけれど、まさしくこのAさんがソレだなと思った。

 

彼女の言うことには「おかしいな」と思っても従うしかない。逆らったら確実にボコボコに言い負かされるし取り巻きにもボコられるし酷い目に合わされるのは間違いない。

だけどこの人の言うことに従ってて自分が良いようになっていくとは到底思えない。

だけど何も言えない。怖いから。

 

出店している人には男性の「何かのクリエイター」もいらっしゃいましたが、相手が女性だから何も言えないのか男性にはスリスリとゴマをするAさんが可愛く見えてしまうのかその方もAさんの言いなりの様子でした。

 

その後「ちょっと大きめのヒーリング系フェスティバル」のイベントを開催して大盛況だったとかチョコチョコと「スゴい噂」を耳にしましたが、私は「誰か無関係な知り合いをお客さんとして連れて行かないといけない」とかなんだかんだ勝手に制定される「Aさんルール」がクソ面倒くさくてうっとおしかったので「どうせ私はそんなにAさんと付き合いないし全く親しくないからいっか♡」と付き合いから退き、フェイスブックに届く「イベントのお誘い」もフル無視していましたが末端の下っ端的な扱いだった為何も被害がありませんでした。

 

この頃には、私のフェイスブックは「謎のヒーラー」や「わけのわからん美容家」「UVレジンを使ったアクセサリーで人を癒すクリエイター」みたいな謎の肩書きを持つ人たちの投稿記事で満タンになり、普通の友達や知り合いに「マナちゃんまでおかしくなったのかな」と思われること確実な友達ラインナップになっていました。

 

初っ端にAさんの友達申請を断ることができずに許した結果、次から次へとお仲間がなだれ込んできた為です。誰とも全く仲良くも無く、下手したら会ったことすら無い相手なんて繋がりたくなかったのですが、友達申請を無視してAさんに何か言われるのが絶対嫌だったので仕方なしにつながっていました。

 

フェイスブックを開けば、謎の肩書きを持つ人たちの「画面いっぱいのキメ顔」か、こんな田舎のどこで食ってんだ?と思うくらい「やたらと豪勢なランチ」の画像がみっちりと並び、見ているだけで疲れていましたが、毎回毎回仲良くも無い魅力を感じることもない相手のキメ顔や集団ではしゃぎながらランチをしている写真、度重なるヒーリングイベントのお誘いや「いいね!」の催促にストレスを感じてしまいフェイスブックにログインする回数はどんどん減っていき、いつしか全くログインしなくなってしまいました。

 

 

月日は流れ、あの時Aさんの物件に出店していた人たちがどうなったのかは分かりませんが物凄く久しぶりに通ったAさんの物件の敷地は草が生え放題になっていて人が出入りした形跡もないくらい荒れ果てていました。きっとお店として立ち行かなかったんだと思います。

 

あの場所で出店していた人たちのほとんどが何かを経営したりしていないただの主婦で、誰も「お店として運営」しようとしなかった事。

 

旦那さんが稼いだお金があるから必死に営業したりしなくてもフラフラしていても衣食住に困ることは無いという「片手間の余裕」

 

お店の関係者以外に向けての営業は一切行わずに身内だけでサイクルを回す「店舗のたまり場化」

 

素人が見ても「あっコレは欲しい!」となるような商品や、「ぜひともこの人に施術して頂きたい!」と思えるような「本当に魅力のある商品・技術の無さ」

 

「お店として頑張ろう」というよりも「Aさんの言うこと聞かなきゃいけないから仕方なくやらなきゃいけないからやったけど、ついでに商品売れてお店として運営できて稼げたら儲けものじゃん♪」みたいなのが透けて見える「雑な陳列・営業」

 

素人目に見ても「あー、これはお店というよりもお店屋さんごっこだねー」と思うようなスタイルで営業していて、全く稼げていないし新規のお客さんも増えないのに出費や手間がどんどんかさんでいたのは傍から見ていてかわいそうだなと思っていました。

だけど誰も何も言えない・突っ込めない。怖いから。

 

私が時折手伝いをしていた最後の方にAさんが出店者の陰口を堂々と口にしているのを耳にしてしまったり、出店者が陰で寄り集まってAさんや取り巻きの陰口をたたいているのを目撃してしまったり、なんかゴチャゴチャしてて面倒くさくなって私は逃げ出してしまいました。やっぱり女性がいっぱいあつまるとこんなになるんだな。もー無理付き合いきれんわめんどくせえ。

 

 

今となっては、Aさんがただの主婦で、雑な運営・雑な対応をしてくれる相手でまだマシだったかなと思います。もしこの人が「子宮系の起業家さん」みたいな口八丁・手八丁・心の隙にスルスルと華麗に入り込んでくるタイプだったら多分私も心酔していたと思うから。

 

主婦の起業ブームみたいなのに流されて、安易に「めっちゃ稼げる!」「楽に稼げる!!」と煽られて心地の良い言葉で天高く舞い上げられたり・ヤバイと思ってもお互い褒めあったりなれ合ったりして傷を舐め合って現実が何も見えなくなる前に、自分の作り出す商品や技術を冷静に見たり、ほめそやしてくれる心地のいい人間関係以外の人の評価にも耳を傾けたり、どういう風に発展させていくのか地に足を付けて自力できちんと調べたりするのが本当に大切だなあと思います。