お風呂上がり、ドライヤーをしていてふと気付いた。
「私、なんでこんなに人のことばっかり考えてるんだろう。」
自分の髪の毛を乾かしながら、頭の中は「以前友人にお祝いとして郵送したアイテムは喜んでもらえたのかなあ」とか「もっと実用的なアイテムの方が良かったかなあ」とかグルグルグルグル考えていたのだ。
ちなみに、友人にお祝いを送ったのは昨年の12月。
一年も前だ。
そういえばお風呂に入ってるときも過去の出来事を思い出していた。
その当時の現場に居ると錯覚するくらいに詳細に状況を思い出しつつ「あの場面で、こういう風に言ったらどうなっていたか」を脳内で妄想して広げていく。髪の毛をシャンプーしながら。
そういえば料理をしているときも思い出していたし、洗車をしながらも過去の出来事を妄想していた。
何故だろうか。暇を持て余した脳味噌が、悩みを見つけてきて自動再生してくるのだろうか。
いや、もしかして「何かをしながら過去の回想をするシステム」を搭載しているのは私だけなのだろうか。
どうせ自動再生するんなから、過去の嫌な思い出やあの時あの人はどう思っただろうかとかそんな今更どうしようもない事じゃなくて、自分が嬉しい気分になった事とかどんな事をしたら楽しく過ごせたかとか「思い出すだけでテンションあがる内容」にしてほしい。
過去に嬉しかった事や幸せを感じたような出来事は思い出をひねり出してもなかなか出てこないのに、嫌だった事や後悔してることはスラスラスラスラいくらでも出てくる。
我ながら、脳味噌のバランスがよろしくないなぁと思う。
脳味噌の容量の9割くらいが「過去の思い出系」に偏っているんじゃないだろうか。
脳の中で「あの人にああ言われた」「この人にこうされた」とかを詳細に回想し、そこから自分の理想ストーリーを付け足して相手をやり込めたりスカッとするストーリーを作り上げたとしても、過去に上手に立ち回れなかったり後悔する結果になってしまった事は変えようがない。
なのに「過去の回想」が止まらない。
完全に無駄なのに。
でも、今日ふと気付かずにいたらこの先もずーっとこの脳味噌の使い方をしていたんだろうなと思うと結構怖い。
「過去のこと」や「あの人はどういう気持ちだっただろう等の推測」とかに脳味噌の容量を持っていかれないように。
ちゃんと、「自分の幸せ」に脳味噌を使っていくように改善していきたいと思う。