ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充な人になるべく、地味系31才女頑張る。

車の運転がうまいと思われる人は峠に入ると急に血が騒いで好戦的になるのはなんでだろう。

運転がうまくて普段とても温厚な人の車に同乗する機会がありました。

その人は反射神経も良くて車のタイヤの通っている位置なども感覚的に分かっているみたいで、道路に落下物があったり飛び出してきた動物などが居ても綺麗に止まれるし訪れたこともない場所などでも「地元民か!?」と思うくらいスイスイ運転をしていく。

そして性格はほっこりとしていて、ちょっとやそっとでキレたりしない爽やか極まりない私とは対極の性格をお持ちでいらっしゃる。

 

そんな温厚な性格で運転のうまい人(仮に「温厚さん」と呼んでおきます。)だが、窓からゴミを捨てる車や道路の中央線を踏んで走行したりふらふら蛇行してみたりという「風変わりな車」が前方を走っているのを峠などで確認すると、普段の温厚な性格はどこへやら…車間距離をグイグイ詰めていく。

 

「えっ?コレはまさか前の車を煽ってる?」と恐る恐る運転する温厚さんの顔を横目で見ると普段の布袋様みたいな穏やかフェイスはどこかに吹っ飛んでいて完全に仁王様時々般若みたいな険しい顔になっていて「ふおっ!?」でなりました。

 

街灯も無い真っ暗で、急なS字カーブや連続カーブなどでグネグネとしている峠道…暗すぎてなにも見えねえ。

 

前方の車は窓からゴミをポイ捨てしつつ道路の中央線などをガンガン踏んづけ反対車線はみ出し上等で荒々しい走りを披露しています…対向車来たら確実にぶつかると思うけど大丈夫かよ。

 

そんな前の車を煽る気満々でスリップストリームの如く引っ付いて走ろうとする温厚さんの車…アンタもアンタでなんでそんなに戦闘態勢入ってんのよ。つか無駄に綺麗なコーナリングすんじゃねぇよ…。

 

…車間距離が詰まっているのに気付いたのか前にいる相手の車もわざとブレーキを細かく踏み始めたりして、なんともいえない一触即発な空気をビシビシ感じる私。

なんなんコレ、前の車の人も温厚さんもなんか血騒いでらっしゃるじゃんコレ…つーか私はただただ怖いんですけど!本当にヤメテ!!

 

しかも私は助手席に乗っちゃってるものだからすべての状況がしっかり見えるし、詰まる車間距離にこっちの呼吸まで詰まってくるし、ほとんど呼吸も忘れたような状態でただただぶつからないことを願いつつこの悪魔のひとときが過ぎ去るのを待つしかできませんでした。

 

しばらく一触即発状態で両者が車を走らせた後差し掛かった道路の分岐。

たまたま両者の向かう方角が違ったらしくお互いに違う方向に車を走らせて、何事も無くサヨナラすることが出来ました…が、無駄に怖い思いをさせられて収まらない私の気持ち。

 

「あんなに前の車と車間距離を詰めて…相手が急ブレーキ踏んだらどうすんの!?」

 

…と温厚さんに詰め寄る私。

しかしいつもの布袋様フェイスに戻った温厚さんは表情も変えずにしれっと言いやがりました。

 

「えっ?あれくらいの距離なら止まれるけど?」

 

…そっ、そりゃあさあ!私の運転技術は、愛車の軽自動車を運転中に田舎の道路をカニが横切っていて「ヤバイ!!」とハンドルをきって、うまくよけたつもりが綺麗にカニを踏んづけて「クシャッ!!」と言わせてしまう最下層レベルだし乗せてもらってる立場だから偉そうに言えんけどさあ!

 

さすがに前の車と近いかどうか位は目で見えるしどう考えても相手がわざと急ブレーキかけてきたりしたら止まれる距離や速度じゃなかったじゃん!!

なんなん?あんたのデカイ車はブレーキがブレンボにでもなってるん!?私が知っている限りあんたの車のブレーキは車購入当時から引っ付いている純正ブレーキなハズだ!私ゃあ知ってるんだぞ!

 

…などと詰め寄って行きたい所でしたが、あまりにしれっとした温厚さんの表情に詰め寄る気力をなくした私なのでした。まあ何事も無くて良かったよ。

 

しかしあの峠道は時々通るけど、早そうな改造した車が急カーブをクワーッて綺麗に曲がってみたり普通の軽自動車でも連続カーブをなかなかの速度で進入していくのを見たりしているので、ああいう難易度の高い道を綺麗に走り抜けていくのは車を運転する者のロマンだったりするのかなあと思いました。