ねぇ、リアルってどうやって充実させるの?

リア充になる方法を模索する人間(女)のブログ(雑談大量!)

カルビーの期間限定ポテトチップスは松崎しげる味。

先日コンビニで、やたらと気になるポテトチップスを見かけた。

赤や黄色の鮮やかな色で、いかにも食欲をそそるパッケージが並んでいるポテチ棚にただ一つ鎮座する黒光りするパッケージ。

 

なんだか面白かったので、あまり詳細を見ずにそのまま購入。

家に帰ってよく見たら「松崎しげるさん」が監修した「黒胡椒味のポテトチップス」とのこと。

 

早速開封してみたら、ぱっと見「薄汚れた」としか思えない色合いの「スス」を被ったようなポテトチップスが袋の中に詰まっていました。

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多分これ、ポテトチップスが大好きな子供たちに「ほーら、美味しいポテトチップスだよぉー♪」って言いながらお皿に盛って出したら一瞬黙ると思う。

「…なんでこのポテチこんなに汚れてるの?」って言いそう。

そしてその疑問に「その理由はね、しげる味だからだよイヒヒヒヒヒ」とか答えようものなら子供たちはポテトチップスとしげるに対して尋常じゃない恐怖を抱くだろうな…。

あ、そもそもキッズにスパイシーな黒胡椒はダメか。

 

そんなしょうもないことを考えながら早速ポテトチップスを一枚食べてみると、ガツンと来るかと思っていた黒胡椒が若干控えめに主張してきて程よい塩気で何気に美味しいしおつまみに良さそうだし「やるじゃんしげる!」ってなりました。

残念ながらお酒が無かったので水道水としげるポテチでコラボを楽しみました。

 

↓ ちなみにパッケージの裏側はこんな感じになっていて「濃厚しげるブラックカード」なるものが当たる懸賞に応募できるみたいです。

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そもそもこの人歌手か何かだったような気がするけど、いつの間に「黒さの象徴」になったんだろうか。

「ポテリッチといえば濃厚といえば黒、黒=松崎しげる」みたいな商品説明文が面白すぎるしなんなんだコレ。

 

そしてブラックカード欲しいけどこれを購入した時のレシートをうっかり捨ててしまったので応募ならず…。

濃厚なしげるブラックカードを希望する方はレシートを捨てないようにお気をつけてくださいませ…!

 

ていうか松崎しげるを全力で推してる割には表のパッケージにしげる居ないよな?と不思議に思ってパッケージをじっくり見てたら…

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いたーーーーーーーーーー!!!!!

 

パッケージの右下でめちゃめちゃにこやかに笑っていたので「ビクッ」てなりました。

白いのはデザインじゃなくて歯だったんかい。

 

商品タイトルと黒胡椒味と左下の「濃厚しげるブラックカード」の表記しか目が行ってなくてしげるの存在に全然気が付かなかった。さすが黒の象徴。

…ていうか怖いよしげるさん。

 

にこやかしげるにびっくりしすぎて味の記憶とかなんか色々吹っ飛んでしまったけれど、美味しいのは美味しかったし「濃厚しげるブラックカード」は欲しいからまたコレ見つけたら購入しようかなあと思ってみたりしています。

スターバックスのアップルパイは直接攻撃タイプじゃない。

最近の地味な忙しさに負けて全然行ってなかったスターバックス

「最近行ってないなぁ…。」と思いながらスターバックスのホームページをダラダラと見ていたらアップルパイが販売されているとの情報が載っていました。

 

「な、なんだと!アップルパイだと!!?…これは行かねばならない!むしろ行こう!すぐ行こう!!」

 

こうしてアップルパイ好きな私は、リア充な人々が少なそうな時間帯を狙いすましてスタバのある都会に向かって車を走らせたのでした。

 

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スターバックスに到着して店内に入店。

レジは爽やかなお兄さん。スタバのエプロンを着ているので爽やかさ更に10割増し。

「私の視神経に爽やかな潤いと幸せをくれてありがとうございますウヘヘヘ」とか心の中で思いつつ、アップルパイとスターバックスラテを注文しました。

 

胃の調子があまりよくないけど精神はコーヒーを欲しているというややこしい状況だったのでデカフェでの注文をしました。こういう時にデカフェの存在はありがたい。

 

コーヒーの受け渡し場所で、コーヒーを作る店員さんをぼんやりと見ていたのですが優し気な表情で手際良くコーヒーを作れることがすごいなあと思いました。

機材を使いこなしているのは店員さんだから当たり前なのかもしれないけれど、もし自分だったらあんなに手際よく機材を使いながらコーヒー作ってたら間違いなく険しい顔になるだろうなあと思って。

 

何か作業を一生懸命している時やこうしてブログを打っている時、ふと鏡などに移っている自分の顔を見たらめちゃめちゃ怖い顔してて「ふぉっ!?」てなりますもん。

多分私がスタバ店員だったらめちゃめちゃ険しい顔でコーヒー作って、お客様にコーヒー渡す瞬間に無理やり笑顔を出そうとして「ニタァ」みたいな効果音が似合う顔になるんだろうなあ。

まぁ、終始ニッタニタ笑っててもそれはそれで怖いから普通が一番なんでしょうけど普通が一番難しいし普通って何だろうか。

 

…そんなことを考えている間にあっという間に出来上がったスターバックスラテ。

マグカップに淹れてくれていて、ふわっふわの泡が乗っかっていてもう癒される気しかしない。

アップルパイも温めてくれて白いお皿に乗っかっていて、もう美味しそうな気しかしない。

 

店内はまだ人が少なくて席は選び放題。

窓際の場所を陣取って外の景色を眺めながら…いただきます!!

 

まずはコーヒーから。

ふわふわの泡が口の中に入ってきてなんかこう優しい口当たり。

ふんわりとした泡を吸い込みつつこちらまで優しい気分になっているとその下から突如コーヒーが現れて…そっと舌をやけどしました。

 

例えるならば、優しくなめらかに「今日もお疲れ様♪」って笑顔をたたえつつ包み込むようにねぎらってくれてた配偶者がいきなり顔面パンチをかましてきたかのような衝撃。

 

しかしこちらもスターバックスという栄光のリングに上がりこんでいる身。

そんなに簡単にリングに沈められる訳にはいかない。

 

何事も無かったかのような振りをしてコーヒーがまだたっぷり入ったマグカップをそっとトレーに置いてフォークに持ち替え、アップルパイを食べている間にコーヒーを冷ます作戦に打って出ました。

 

蝶のように優雅にフォークを持ち、蜂のように鋭くアップルパイに切りかかる私。

パイというからにはパリパリとした防御力を発揮してフォークでの斬撃をバリアの如く弾いてくるのかと思ったらあっさりと斬ることができました。

 

パリパリした防御力で食した者の口内を内側から斬りこみにかかる超攻撃型アップルパイや、食べられはするものの食べた者の部屋にこれでもかと言う程破片を散らかしまくって下手をしたら蟻を召喚するような時間差攻撃型アップルパイなど様々な攻撃方法のアップルパイが世の中には存在するけれど、どうやらこちらのアップルパイは攻撃するつもりなどみじんも無く、さらには防御力すらも無い模様。

 

「…なんだ、攻撃力も防御力も無い無害な一般アップルパイだったのか。」

 

そうと分かれば三角にカットされたアップルパイを先のほうから切り崩して食べ進む。

柔らかなリンゴがたっぷり入っていて、パイはどこにいるのかと思うくらいのリンゴ率。リンゴの味がこれでもかというくらい味わえてとっても美味しい。

 

「パイ率は低い気がするけどしっとりしてて美味しい♪」

 

そんなことを考えながらアップルパイの食べ進めも中盤に差し掛かり、中のリンゴにフォークを突き刺して引き抜くと…

 

「ゴロリ。」

 

2センチ四方くらいあるのだろうか。

一口サイズにしてはちょっとデカいリンゴがフォークに突き刺さっていました。

 

「…あれ?アップルパイってこんなんだったっけ?」

 

マクドナルドのアップルパイの中に入っているようなどろりとしたペーストタイプや食べやすい小さめの角切り、ペラペラの薄切りなどは見たことあるけどこんなにゴロリとしたアップルパイの中身は見たことない気がする。

 

何かの間違いだろう。アップルパイの加工中にたまたまでっかい塊リンゴがうまいこと紛れ込んだんだよねきっと。

 

私はフォークに突き刺さったでかめの一口サイズリンゴをパクリと食べてもう一度アップルパイのリンゴにフォークを突き刺しました。

そして引き抜くとさっきよりも若干大きな塊リンゴがフォークに刺さっている…。

 

よく見たらこのアップルパイ、すごいでっかいリンゴがピラミッドみたいに層になってるじゃん。屈強なデカリンゴががっちりスクラム組んでるじゃん。

 

さすが天下のスターバックス、これは一般アップルパイなどでは無い。 

一見無害に見せかけつつ、ピラミッドの如くみっちりと積み重なった巨大なリンゴで食べた人間の胃袋を的確に満杯にしていく。

 

満腹になった人間は戦意を喪失した挙句に幸せな満腹感に満たされて店を後にする。

直接で口内などを斬りにかかったり、その身を細かく部屋中に散らかすことにより蟻を召喚したりする戦闘タイプのアップルパイとは一味違う。

いわば「戦わずして勝つアップルパイ」なのである。

 

こんなことを考えながら食べていたらいつの間にかリンゴの部分だけ食べ終わり、パイの部分だけ残っていました。残ったパイの部分にフォークを入れると若干パリッとしてるような気がしなくもないしっとり具合で何気に美味しい。

 

そして恐る恐るコーヒーを飲むと程良く攻撃力(温度)が下がっており無事にパイとコーヒーのコラボレーションを楽しむことが出来ました。

 

思わぬ攻撃に舌をやられはしたものの、なんだかんだでコーヒーは美味しいしアップルパイはリンゴがガッツリ入ってるしで美味しいコーヒータイムをオシャレな店内で過ごすことが出来ました。

やっぱり平日スタバは最高です。

家庭菜園でわさわさ生えたシソの「実」を食べる。

あれは夏が始まりかけた時期のこと。

私がいろんな「変な野菜」を中心に野菜栽培を繰り広げている菜園に、100円均一で購入してきたシソの種を適当にバラまいたら、ほぼ全部発芽したんじゃないかと思うくらいおびただしいシソの芽が生えてきた。

 

本当は育ちの悪い芽などは摘み取ってシソとシソの距離感をちょうど良くしたりしてあげないといけなかったけど、せっかく生えてきた物をむしるのは気が引けたので放置していたら「…森かな?」と思うくらいわさわさと生い茂り始めた。

 

シソは「葉っぱの部分を食べるもんだ」と思っていたので、こまめに葉っぱをむしっては天ぷらにしたりあえ物にして食べていたが日々成長していくシソはまったく量が減らない。

 

現在では肥料が足りないのか若干黄色い葉っぱがあるものの、まだまだ青々とはっぱを茂らせつつ花まで咲いている。

 

「わー、花が咲いてるじゃん。かわいらしいなぁ。」

 

そう思いながらなんとなく花を眺めていると花が終わっている部分が膨らんでいるような気がした。

 

ネットで調べてみると、それは「シソの実」というらしくて食べることができるそうだ。

 

 

↓ 花が終わったらこんな感じで、鈴なりの実が付いています。

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↓ 実の部分だけ大量に採ってきた。

実を採る時期はちょっと難しいらしくて早すぎると食べた時のプチプチ食感が無いらしく、遅すぎると食べた時に固いらしい。良く分からなかったので大きい実が付いてるっぽいやつを手当たり次第に採る。

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↓ 「シソの実」ってコレ、どうなってんだろうと思って外側の皮部分をめくったら中に白い実が入っていました。

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 ↓ 採ってきた実は房ごとよく洗ってごみや汚れを落とす。

そして先端を摘まんで反対の手で実の部分を先端から下側にしごいていくと実の部分がぼろぼろと落ちる。

そうやって茎から実をしごき落としたらコップ一杯分くらいになりました。

その作業を行った部屋中がシソの香りでいっぱいになりました。ええ香りや。

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↓ シソの実を採って下ごしらえするところまでは調べたけど、どう調理するかまでは考えていなかったので急いで検索。

一番簡単で材料も味噌・みりん・酒・砂糖と簡単に済むレシピを採用して「シソの実味噌」を作りました。

 

油でシソの実を軽く炒めて、混ぜておいた調味料を全て入れて焦げないように煮詰めていくだけです。簡単♪

写真を撮る前に半分をきゅうりとあえてしまった…本当はこれの倍量ありました。

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つまみ食いしたけど、味噌や砂糖達の風味や甘さにシソのものすごくいい香りがプラスされて、めちゃめちゃご飯がすすみそうな味でした。ご飯の友っていうかご飯の親友?

 

シソの実は食べた時にプチプチ感があるとのことでしたがちょっと良く分かんなかった…でもウマイ。

 

今までシソの葉っぱの部分を食べる発想しかなかったけど実の部分もしっかりと良い香りがしておいしいので地味に感動しました。

 

シソの実はまだまだ菜園で成長中だしネットにはまだまだ色んなシソの実レシピが掲載されていたので、また何か作ってみようかなあと思います。

 

 

 

 

本気で化粧品を買いに行く話②

コインパーキングに車を置いて天満屋まで歩く。
怖い気持ちと帰りたい気持ち・やらなきゃならない闘志が混ざって「これが戦場に向かう気持ちなのかな」と思いました…戦場に向かったことはないけれど。
 
天満屋に到着して一階フロアに入店。
挙動不審にならないよう、いかにも余裕がある人を装って店内を眺めて回る。
 
化粧品売り場を見るとたくさんのブランドロゴが並んでいて「うわー」と思ってたら、ふとシャネルのマークが目に入り「あ、もうダメだ」と思いました。
 
私のような田舎女のくる所じゃなかった。
ブランドとかそれなりにわかってて欲しいものがある人がくる所だったのでは?
ブランドロゴいっぱいあるけどシャネルしか見たことない。

なんもわからん。
 
結局どこに行っても浮かび上がってくる雑念。
余裕はないのか脈が早くなり汗っぽくなりどうしたらいいのか考えられなくなっている私の頭と体。
 
しかし「帰ろう(逃げよう)」とはしていない私の体。
 
ここまできたら歩くだけフロアを練り歩こう!
どのメーカーの化粧品がいいのかは全くわからんけど多分どれを買っても後悔はない。
もしも話しかけてくれる店員さんがいたらゴチャゴチャ考えずにその人に全部ゆだねよう!
 
そこから私はひたすら「余裕をにじませながら歩くマシーン」と化した。
獰猛な魔物たちに取り囲まれている「ぬののふく」のみ装備した勇者のような気分だけれど、ただただ色んなお店を眺めながら歩く。練り歩く。
 
練り歩いていると、金色に輝くコンパクトが視界に入った。
ピンクやブラウンの塊が詰められているところを見るとおそらくアイシャドウではないか?
 
じっとコンパクトを見つめてアイシャドウであるか否かを考察していると、間髪入れずに店員さんが現れた。
 
反射的に逃げそうになった。
 
「ヤベェ!店員さん来た!!」と思いつつも出来る限り気持ちを落ち着かせて「このアイシャドウ綺麗だなーと思って」みたいなことを言ってみる。
 
店員さんがアイシャドウについてにこやかに教えてくれ始めたんだけど、私の頭の中はどうやって逃げようかということで一杯になっている。
 
「店員さんが来た=ヤベェ逃げなきゃ!」体が勝手に動く。これが脊髄反射というやつだろうか。
 
…いや、待てよ。
めっちゃ丁度いいじゃん。話しかけてくれた店員さんに任せるつもりだったんだから。

しかもにこやかで美人な店員さんだし、追い返したりはしてこないはずだ。

恐る恐る店員さんに化粧品を揃えたいとの意思を示した。
そしてカバンの中にある「現在使っている化粧品」を見せると店員さんは「まだあるのにもったいないけどいいの?」ということを優しく伝えてくれた。

私が恐れていた「オラ!コレ買えよ!コレもコレも買え!イイ物だぞコラァ!高えけどな、ヘヘッ」みたいなゴリ押し感は微塵もない。むしろ「まだあるのにいいの?」「残りがあるものは今のを使って、無い物から段々と買い揃えて行っては?」とこちらの状態や懐具合を心配してくれる。

そうか、これは店員さんの皮を被った天使か。

私は天使に全てを委ねることにした。
アイシャドウ選ぶときに「好きな色は?」とか好みを聞かれるけど好きな色とか正直無いし似合う色を見繕ってくれた方が助かるので「似合うと思う方でお願いします。」と答えた。

終始丁寧でにこやかな対応。
初めて受ける肌の水分量チェック。
自分で選んで失敗することが多いファンデーションも、ちゃんと肌色に合った物を選んで来てもらえる。
目の色を見て「マスカラはブラウンの方が良いですよ」とか、今までに受けたことのないアドバイスがもらえる喜び。
こんな私なのに時折褒めてもらえる。
的確なメイク技術と、それを余すところなく教えてくれるサービス精神。

 ああ…もう私この天使を信じるぅぅぅー!!!!!
 
…ちょろい客だと思わないで頂きたい。
知っての通り私の警戒心は尋常じゃない。
ちょっとでも不審なところなど感じれば、メタルスライムよりも素早く逃げ出す人間だ。

そんな私が不審も抱かず信じれるんだからこの店員さんは本当に天使かもしれない。

肌の水分量をチェックし、基礎化粧品で肌を整えてメイクを施しアドバイスももらう。
割と長時間居たのだが、そんな時間も気にならないくらい楽しいひと時を過ごすことができた。

選んでもらった化粧品はグロス以外全部購入した。
何故グロスを除外したのかは自分でも分からなかったので次回改めて買うことを決意した。

今回はメイク用の化粧品のみ購入したが、「水分量はいいけど肌がザラザラしてるところがある」と天使に言われ「…た、確かに。」と思ったので、今後化粧水などの基礎化粧品も購入しようと思う。

入店時はあんなに恐ろしかった福山駅前の天満屋だったが、化粧品を買って帰る頃には「キラキラしてて自分に合っている良い化粧品を手に入れることができた喜び」と「なんとも言えない達成感」で一杯になった。

金額にして五万円ちょっと。
以前の私なら夫にこんな金額を言うなんて恐ろしくてできなかったし、そもそもこんな高級な物を買おうなんて思わなかった。

家に帰って夫に化粧品を見せて金額を言おうとしたら何故か体がこわばって言えなかったんだけど、一旦落ち着いて恐る恐る伝えた。

「あのなぁ、今日誕生日用に化粧品買って来たんよ。んで、かかった金額が…あの…………五万数千円(正式な金額)だったんよ。」

怒られるかと思った。
「そんなん買ってどうするん」とか罵られるかと思った。

でも夫は「そうなん?」ってちょっとビックリした顔したかと思ったらニコニコしながら「ええ化粧品かってきたんじゃなあ。」って言ってくれた。

私は何をそんなに怯えてたんだろうか。
店員さんにも夫にもお金にも怯えてビクビクして。


私だって良い物を買ってもいいんだ。
お買い物に「マダム一級」とか「富豪三級」とかの資格は要らないし壁も無いんだ。
夫に、自分の欲しいものを伝えたりしてもいいし、高いものを買って来ても怒られたりはしないんだ。


「これで許されるんならこれからはどんどん欲しいものを買ってこよう」とかは思わないけど、本当に欲しいものはちゃんと夫に相談してみよう。

さすがにいきなり五万円を家計から出すのは気が引けたので自分の貯金から出したから結局ビビリではあるんだけど、それでも新しい境地に達した気分。

以前は夫が「あれが欲しい」と言った時点で全身の血が煮えたつ感覚でイラッとして「またかよ!ふざけんな!!」と怒りモードに突入してたけど、あの化粧品を手にしてからは「あー、欲しいものを手にしたら嬉しいもんなあ…分かるわぁー。」とか思いながら、楽しく話を聞けるようになったので自分で自分に驚いています。

高い買い物すれば全部が丸く収まるわけでは無いけれど、何か不満があるなら「どうやったらそれがすこしでも解消するかなあ」と考えて、思った事や感じた事をやりたいようにやってみる。

後、「私ばっかり犠牲になってる!」みたいな気持ちがあったら割と赤信号なので、早急に自分を満たしてあげることは大事なのかなあと思いました。

 

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本気で化粧品を買いに行く話①

これは私の誕生日の前日の話。
私は「自分がホクホクした気持ちで使える化粧品」を探し求めて車を運転していた。
 
過去のブログにも書いたのだが、私はとにかく夫の為にお金を使って(いた『つもり』だったかもしれないけど。)自分の為に使うお金が『夫のせいで』無いんだと思い込んで安い服やポイントで手に入れた化粧品を不満タラタラで使っていた。
 
もう『夫のせい』にして、責任や恨みなどの負の感情をベッチョリと夫になすりつけながら生きていきたくは無い。
 
そんな負の感情を遥か彼方に吹っ飛ばす為にも「自分がめっちゃテンションが上がって使うたびに嬉しくなるような化粧品」を探しに街へ繰り出した。
 
本当の本当に自分のためだけの買い物。
「帰りに日用品を買って、食材も買って…」などの雑念は一切入らない。
 
ネットで「このコスメがいい」「あのコスメは駄目」などの前情報も一切仕入れず、頭の中にあるコスメ情報も思い出さないようにひたすら封印した。
 
細かいことは「自分の気分や感覚」と「運」に任せる。
 
本気で自分だけの為にお金と時間を使う一日だ。
そう自覚した瞬間に怖くなった。
 
「こんなことに時間使っていいのか?」
「自分の為だけにお金をつぎ込むのはすごく悪いことなのでは。」
「現在使ってる化粧品だってまだまだ使えるのに、物を大切にしないのは罪悪では?」
「ただの田舎女の分際で良い化粧品を揃えようとするなんて贅沢であり無駄じゃないのか。」
「贅沢はしてはいけないものである。」
「良い物を買った所で、私の考え方や夫への責任転嫁とか結局変わらないんじゃないの?」
「コスメをちゃちゃっと買えば足りない食材や日用品も買い足せる。」
「そこそこの品質と価格で満足した方が夫への印象はいいかも…。」
「そもそも店員さんが忙しくてアドバイスもらえないかもよ?」
「アドバイスもらえてもめっちゃ高いの勧められたらどうする?」
 
ゴチャゴチャゴチャゴチャ次から次へと湧いてくる感情。
いつもこうだ。何か「今までにない」事をしようとすれば悪い考えや否定の考えがブワッととめどなく湧いてきて、そのまま怖くなり、動けなくなって元の場所まで戻されてしまう。
 
「良い化粧品を買いたい!」と意気込んで出てきたはずなのに、もうすでに「その辺のドラッグストアでそこそこの化粧品買って帰ろうかな、ポイントもあったし」という所まで押し戻されている。
 
「…そうか。この私を元の位置に押し戻してくる負の感情をぶった斬らなきゃ何も変わらないんだ!」
 
きっと、負の感情に押し戻されて適当なドラッグストアでそこそこの化粧品を買って満足したフリをしても、またそのうち夫に「私は我慢してる!」と詰め寄るだろう。
 
買い物しただけでは私の性質は変わらないかもしれないし、今度は「違う事」を盾にして夫に詰め寄るかもしれないけど、そしたらその時はその「違う事」を解消できるように動こう。
 
今は「夫の金銭感覚や買い物」に対する不満が大きいからそれを解消するつもりで動く。
 
慣れてて余裕がある場所に行くとまたゴチャゴチャ考えると思うから…私が一番「ここは怖い。まだまだ年齢と経験と貯金を積んで良いマダムになったら行く場所だな。」と思っている最強の場所を選んだ。
 
広島県福山市福山駅近くにある天満屋というデパートの一階である。
 
同じ天満屋でもその近くのイトーヨーカドーに隣接している天満屋には割とよく行くし食材も買う。
他にも天満屋はいろんな所で見るけれどどこもフレンドリーで入りやすいのである。
 
しかしこの駅前の天満屋一階は一味違ったオーラをまとい「一見さんお断り」にも近い気高さと平民には厳しい雰囲気がある。
 
ブランド物や一流らしきメーカーのマークを掲げた化粧品売り場が軒を連ね、カウンター内にはバッチリと美しくメイクを施した店員さんが立っている。
 
お店の開店と同時にお店に入ろうものなら、立っている店員さんが片っ端から尋常じゃないほど丁寧に頭を下げて挨拶をしてくれてどこを歩いても逃げ場がないくらいに丁寧な挨拶に全身が包囲される。
 
社会人になってデパ地下の存在を知り、この天満屋に訪れて開店と同時に一階から入店してしまったことがあるのだが、今以上に男のような性格で照れ屋・人見知りなども酷かった私にはこの超丁寧さが地獄のように思えた。
 
「やめてくれ!私はそんなにうやうやしく頭を下げてもらえるような高貴な身分なんかじゃないんだ!
うわっ!また店員さんがいるから違う通り道を…うおおっ!こっちにもいる!…誰か…誰か助けてくれええぇー!!」
 
誰とも会わずに済むならエスカレーターでも階段でもいい!とにかく小走りで店員さんと目を合わせないように床だけを見て地下に向かい、まわりをマダムに囲まれながらテンパったまま買い物をした挙句によくわからないパン一つを握りしめて逃げるように家に帰ったあの時の私。
 
…とにかく私にとって福山駅前の天満屋は人生にこなれて余裕のあるマダムが行く所なのである。
 
そんな恐ろしき天満屋に…それも化粧品売り場であるあの一階フロアに…向かう…。
 
決めた瞬間からゴチャゴチャした考えや余裕はフッ飛んで、ただただ「追い返されたらどうしよう」と心配しながらお店に向かいました。

ローソンとGODIVAがまたコラボスイーツ出してる。

ネットでローソンとGODIVAがまたコラボスイーツを出していることを知りました。

 

またか!しかも今度は二種類出てる!

 

…これは買いに行かねばならぬのう!!

 

と言うわけで、ローソンをハシゴして「ショコラタルト」と「ガトーショコラ」二種類のスイーツをゲットしてきました。

 

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朝一番で行ったから、一件目のローソンで二種類揃っちゃうかも?とか期待してお店に入ったのですが、何故か一件目のローソンではショコラタルトのみ大量にあってガトーショコラが売り切れ。

 

「まぁ片方だけでも手に入ったからいっか」と二種類揃えることを諦めつつダメ元で入った寂れ気味のローソンではガトーショコラのみが大量に置いてあってショコラタルトが売り切れていました。

 

「うおおお!二種類のGODIVAが揃ったー!!」

 

テンションがものすごく上がりましたが、なんであんな偏った売れ方してたんだろう?

一人が一種類のGODIVAを買い占めたのか、それともGODIVA目当てに来る人が続々と一方のGODIVAばかりを連続して買って行って片方だけ売り切れたのか。謎は深まるばかり。

 

そんなGODIVAがこちら↓↓↓

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ショコラタルト

 

 

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ガトーショコラ

 

 

もう、袋を開けた瞬間からものっすごいチョコの香りがしました。

ショコラタルトに至ってはテッカテカ輝いてます。

全然写真には写ってないけど。

 

そんなGODIVAスイーツを…容赦無く斬る!!

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断面♪

 

さあ、香りと断面を楽しんだ後は食べます!

 

まずはガトーショコラから。

表面にかかったパリパリのチョコとそのすぐ下のムースみたいに濃厚なチョコ、そしてその下のスフレのようにフワッとしたしっとり系スポンジ生地…美味しすぎー!!

 

次にショコラタルト。

めっちゃめちゃ全力で水気を切った水切りヨーグルトみたいにこっってりとしたチョコがサックサクのタルトに入っててこちらも美味しすぎー!!

 

タルトが柑橘系の風味がしたような…超うっすら塩っぽい気がしたような気がしたけど人に話したら「気のせいじゃね?」って言われそうなのでとりあえず黙っておく。

 

ただ「私の食べ方が雑」&「タルト部分のサクサクが凄い」がコラボしたせいでタルトの食べこぼしが地味に散らかったので、車でこっそりGODIVAを一人食いするなら散らからない・食べこぼしでバレにくいガトーショコラ 一択だな、と思いました。

 

それにしても今回も美味しすぎて、どちらもチョコ好きにはたまらんスイーツでした。

しょうもない話からいつの間にかサプリメントの話とかズルズルと書いてみる。

最近色々あって体が疲れているらしい。

 

自分でそう自覚するまでは元気いっぱい普段どおりのつもりだった。

しかし、ふと目に入った両面テープの側面に「ハンディ」「カット」と2つの単語が書いてあったのだが私には何度見ても違う文字に見えてしまい、しばらくの間1人で両面テープを見ながら「えっ!?パンテ…ええっ?カット!?マジで!!?どういうこと!!?セクハラ???」と大混乱してしまった。

 

冷静になってみると普通に「ハンディ」「カット」と読めてホッとすると同時に少しだけガッカリした自分…なんだよ~ただの「ハンディ」かよ~つまんねーな~。

 

そう思いながら昼食のカップ麺に後入れの「粉スープ」を入れようと袋を破ったら全力で粉が飛び散った。なんたる凡ミス…しかも夫の車の中にこぼれた。

相当ヤバイ。ヤバイが夫にはまだ見られてはいない。

「あー、虫がいるわー」という雰囲気を醸し出しながら手を振り、粉をさらに散らかして見えなくする。思惑通り粉は飛び散っていたのが嘘のように見えなくなり夫にもバレなかった。

 

…すでに車の中は砂だらけだしちょっとした粉スープくらいいいよね?ね??

嘘です。今度掃除機かけるから…ゴメンよ夫。

 

そう思いながらそばで作業をしている夫をチラッと見ていたらカップ麺をこぼしかけたのでもうただひたすらこぼさないようにおとなしくラーメンをすすり、言われたことだけをこなすロボットになることに専念してその場を切り抜けることにした。

 

私がそそっかしいのだろうか。でも普段からこんな凡ミスを大連発するドジっ子ではないはずだ。いや、ドジっ「子」とかいう年齢でもないので「ドジ」と「アラサー」を足して「ドジサー」にしようか…いやそんなことはどうでもいい。

 

そうだ!これはきっと体が疲れているんだ!!

 

ならば手っ取り早く疲れを解消しよう、サプリメントとか楽だし良くない!?

今の私に何の成分が足りないのかは分からないけどとりあえず「マルチビタミン」とか飲んどけば入ってる成分のどれかが当たるんじゃないかな?作業が終わったら買いに行くか。

 

願わくば、頭と目が良くなって欲しい…あれ?そういや目を良くしたくてあの有名なブルーベリーのサプリ飲んでた時期あったなあ。

 

当時、ブルーベリーアイの広告を読めば読むほど良い単語ばかりが視界に入って「うおおおお!!私の求めていたものはコレ!!コレだったんだよおおおおお!!!」と並々ならぬテンションで即効注文して定期購入したっけ。

 

商品が家に到着した日にはワクワクしながら飲んだっけ。

「これで目が良くなる!!」

そう、まるでドラゴンボールの仙豆の如く有り難い物として丁重に専用の置き場に置いてたっけ。

 

そのまま1週間くらいは全力でサプリメントを飲んでたけど半月もしないうちに中だるみしてきて、飲まない日と飲む日がランダム…というかまだギリギリ飲む日が多くて。

いつの間にか専用の置き場じゃなくて台所の適当に空いたところにポイッて置くようになっちゃって、袋のジッパーも半開きの時があったっけ。

 

結局1袋飲み切る前に次の袋が来ちゃって、「ヤベェ!次が来た!!」って慌ててちゃんと飲み始めるんだけどまたしばらくしたら飲まなくなって次の月のサプリが届いて。

 

結構長いこと続いたのは続いたけど、まともに1袋飲み切った月は1回も無くて最後の方は開封すらされてない袋が3袋くらいあったなあ。

 

そんな時ふと、「北欧産ビルベリー100個分以上」が含まれているはずなのに何で北欧のビルベリーは全滅しないんだろうか?私以外にもこのサプリメントを買っている人は何千何万といるはずなのにその人たち全てが毎月飲み込むサプリメントに入るベリー達はどこからやってきているんだろうか?という疑問がわいてきて。

 

もしかしたら私が飲みもしないのに注文しっぱなしで毎月届いているこのサプリメントのせいで北欧のどこか片隅のベリー農家の人は売れるはずのベリーが無くなって泣いているかもしれない。

 

手塩にかけたベリー達…。

普通に生食用のビルベリーとして市場に持っていけばお客さんが購入して美味しくモグモグしてくれただろう。

それなのにサプリメントなんて味わいも何も無い薬みたいなものになってしまって、ベリー農家の人も本当は泣いているのかもしれない。

 

農家の人「ワタシがテシオにかけたベリータチがスベテドラッグニなっテシマウナンテ悲しイヨ…。

もうスベテのベリーは差し出しタ。ワタシにはもうナニモナイ。

せめてワタシガ作ったサイゴノベリーでデキタサプリ…無駄ニしないデ…」

 

…ごめんなさーーーーい!!本当に無駄にしていましたーーーーー!

残ってるサプリ全部飲みきるから祟らないで!!!

 

これ以上北欧のベリー農家さんたちを悲しませてはいけない!!

そしてこれ以上私の中に負のイメージがわいて怖くなる前に…!と、慌てて私は定期購読を解除したのでした。

 

…うん。やっぱ続けられない人間が安易にサプリメント買っちゃ駄目だな。

そんな過去の思い出を色々思い出したけど私にはサプリは向いていないと思うから、とりあえず疲れが解消できそうなストレッチを検索してやってみることにします。